晴海選手村にできる「HARUMI FLAG」をカバーする中央区コミュニティバス「江戸バス」の新しいルートの一部が期間限定で運行される見通し。近く告知される。江戸バスが走り始めてそろそろ12年。晴海フラッグや晴海特別出張所もできるし、中央区の業務全体の見直しに合わせて江戸バスの立ち位置も考え直す時期がきているんじゃないかな(2024/01/16)。
期間限定のルート変更
変更ルートの一部区間で大規模な道路工事が予定されている。運行開始時期が重なることから工事完了まで一部で迂回を実施する。
迂回ルート(点線)
参考 江戸バスの晴海地区ルート
・江戸バスの南循環にバス停6つを新設し、晴海三丁目を撤去する
・HARUMI FLAG内にバランス良く配置される
スケジュール(予定)
・23年度第1・四半期 変更ルート決定
・23年度第2・四半期 バス停工事
・23年度第4・四半期 マルチモビリティステーション供用開始
・24年度第1・四半期 晴海地区まち開き/変更ルート運行開始
無料運賃対象は据え置き
感想・まとめ
今回は単純に南循環を晴海フラッグ内に延伸した形だが、もうすぐ運行開始から12年が経過する江戸バスの存在意義について考える時期に来ているのではないかな。公共交通不便地域を解消するという目的はいいが、使えないという印象しかない。
・・・
新しくできる人口1万人超のまち「晴海フラッグ」の交通対策をもっと深刻に捉えたほうがいい。例えば、都営バスの旧「東12系統」(東京駅八重洲口〜晴海埠頭、2012年4月1日廃止)の復活と運行委託助成金支出などのほうがよほど意味があると思うのだが。
・・・
東12系統について少し触れると、中央区臨海部開発に伴い新設されたバス路線で、中央区がバス7台を購入して東京都交通局に運行を委託したというものだそうだ。7年間の運行協定に基づき運行を開始したものの、利用状況が低迷したことや、他の路線で代替が可能とされてしまい、2012年に廃止に至ったということだそう。
ただ、晴海フラッグができて状況は一変する。再検討の価値はあるのではないかな。
バス乗務員の数が減るのはこれからが本番なので、やるなら急がないとと思う。
でも、中央区に危機感はないよね。