2023年12月10日に行われた江東区長選挙。木村前区長の辞職に伴って行われた。自民、公明などが推薦した大久保朋果氏が57029票で当選したが、最低限の結果といって良さそうだ(2023/12/10)。
江東区長選挙 投票結果
当日有権者数 422616人
確定投票者数 165674人
投票率 39・20%
江東区長選挙 開票結果(22時56分確定)
当選 57029 大久保朋果 得票率35・00%
34292 酒井菜摘 得票率21・05%
30132 三戸安弥 得票率18・49%
28819 猪野 隆 得票率17・69%
12649 小暮裕之 得票率 7・76%
参考 前回江東区議選における各候補推薦政党の合計得票率
大久保氏推薦 85962票 43・50%
(自民+公明+国民+都民)
酒井氏推薦 36929票 18・69%
(立民+共産+れいわ+東京・生活者ネットワーク+緑の党)
三戸氏推薦 8935票 4・52%
無所属(自由を守る会)
猪野氏推薦 ??? 無所属 ?・??%
※前回区長選挙に出馬、34126票獲得
小暮氏推薦 17536票 8・87%
(維新)
※有効投票数 197593票に対する割合
感想・まとめ
居住区の話ではないので簡単に。
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今回の投票率は39・2%。165600票の奪い合いだった。
当選した大久保氏は43・5%が得票率の一つの目安(72000票)で、結果は15000票下回って35%の得票率にとどまった。自公の上に小池知事が特別顧問を務める都民ファーストが加わってこの票数。区議選からは8ポイントの減少。厳しい結果だと思う。
次点の酒井候補は区議選の18・69%を21・05%に伸ばした。自民の政治とカネの不祥事による批判票ある程度集めたのではないか。
三戸候補はもっとも健闘が光った。区議選の4・52%から実に14ポイントも上積みしていた。組織票ではない批判票のかなりの部分の受け皿になったのではないかと思う。
猪野候補は前回区長選(34126票獲得)にも出馬していて、江東区内では一定の知名度があったようだ。前回区長選から2割マイナスの投票率の中で、票数は16%のマイナスにとどまったので、かなり健闘したというべきだろう。
小暮氏は維新票をまとめきれず。区議選の8・87%を若干減らし7・76%にとどまった。
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大久保氏は最低限の当選を勝ち取ったが、自民・公明の退潮傾向は加速している印象。
実は、三戸候補と猪野候補が1本化していたら58951票で当選に届く票数だった。
大久保新区長にはカネと政治の問題には特に注意し、気持ちを引き締めて区政にあたることを期待したい。