黒潮の流れが大きく乱れ、三陸沖の海水温が平年より10度も高くなっているそうだ。海産物への影響は避けられないだろう。どうなってしまうのだろう(2023/08/10)。
海洋内部で平年より10度高い水温を観測
・三陸沖では2022年秋以降、海面水温が平年より高い状況続く
・海洋内部の水温も上昇していることが解析されている
2023年7月下旬に海洋調査実施
・2023年7月22〜25日に気象庁が三陸沖で海洋観測を実施
・海洋内部で平年より10度も高い水温を観測
・2023年4月以降顕著になった黒潮続流の北上が影響しているらしい
・2023年7月以降、北上部分が暖水渦として分離する現象がみられるが、向こう1ヶ月は三陸沖の水温が高い状況は続く。
・記録的に高い水温と海流の変化による海洋環境の変化が懸念される
海水温の上昇
・平年の水温分布と観測値の比較では、水深300m付近で約10度高くなっている。
黒潮続流が三陸沖まで北上
2009年6月中旬は黒潮続流の典型的な流れ。
海洋内部の海水温
2009年に比べ、2023年は海洋内部の水温が上昇している
2009年は水深300mで5℃ぐらい。2023年は高いところでは15℃。
参考 海面水温の長期変化傾向(気象庁)
感想・まとめ
気象庁がレポートを出すぐらいなので、相当異常なことなのだろう。
これでは秋刀魚が取れなくなるのもわかる。
熱帯魚が泳いできそうな水温だものなあ。
・・・
んー、深刻さをどう表現していいのかわからないわ。