東京都板橋区の新河岸川に面した一角での延床面積25万㎡クラスの最新型物流施設「MFLP・LOGIFRONT東京板橋」の着工が発表された。目を引いたのは将来的なドローン配送を見据えた作りとなっていること。三井不動産、日鉄興和不動産、板橋区、入居予定のヤマト運輸の4者が協定を締結し、地域の防災力向上に貢献するまちづくりを掲げていることも特徴。区立公園との一体化がイメージとして示されている(2023/01/29)。
施設概要
名称 MFLP・LOGIFRONT東京板橋
所在地 東京都板橋区舟渡
敷地面積 約93200㎡
延床面積 約256100㎡
規模・構造 地上6階建 免震構造
1フロア 11000坪
将来的なドローン配送を見据えた賃貸用区画
ドローンのレベル4飛行が解禁されたことを受けて、
・ドローン飛行用フィールドを整備
・倉庫の一部スペースのドローン事業者への貸出用区画を整備
・将来的にはドローン飛行のハードルが低い河川上空を活用し災害支援、物流配送拠点としての活用を検討
区立公園と一体整備、地域の防災力向上に寄与
・MFLP・LOGIFRONT東京板橋に隣接する「板橋区立舟渡水辺公園」と一体となる高台広場、水害時の緊急一時避難場所、避難路を整備し、地域住民1000人分の緊急一時退避場所を確保。
・ヤマト運輸の入居が決まっていて、災害時には支援物資の保管・配送拠点として活用も
・「板橋区立舟渡水辺公園」と一体となる約30000㎡の公開空地・新河岸川沿いの歩行空間は開放を計画。
スケジュール
2023年2月1日 着工
2024年9月 竣工(予定)
感想・まとめ
川に近いのはドローン配送に適しているし、ヤマト運輸が入居確定というのも強いね。東京都心に近い月島埠頭周辺の将来を見たときに、ドローン配送など、物流機能の多機能化を取り込むことは必須になってくると思う。物流機能と公園(防災)機能は相性がいいとおもう。