荒川で堤防の嵩上げ部分を抉る形となっている京成本線荒川橋梁について、嵩上げされた堤防の高さに合わせた新橋梁に架け替える工事の起工式が2023年2月に行われる。架け替え事業は2037年度までを期限としている。架け替えが終わると堤防の一部が欠けた状況が解消されることになり、首都東京は治水面の安全性がかなり高まる(2023/01/21)。
架け替え事業概要
現在の京成本線荒川橋梁が地盤沈下で嵩上げされた周辺の堤防の高さより約3・7メートル低い状態になっているため、治水対策として荒川橋梁を堤防の高さを上回る形で架け替える事業。架け替え自体は2022年度に起工している。
場所 東京都足立区と葛飾区
事業費 約730億円
事業期間 2004年度〜2037年度(うち工事期間は16年間)
事業内容 堤防の嵩上げ、京成本線荒川橋梁の架け替え
架け替え後のイメージ
現状は堤防の「切り欠き部分」に壁(パラペット)を設け、近くに土嚢を設置しておいて、増水による京成電鉄の運転休止後に足立区と葛飾区が軌道内で防水活動を行うことになっている。
感想・まとめ
この部分は首都東京の水防上の大きな弱点となっていたので、起工に至ったことは喜ばしいが、2037年度までかかるというのはなかなか。並行する形でもう一本橋をかけるということなので、用地買収なども伴って、ある程度時間がかかるのは仕方がないか。間に合いますように。。。