2022年9月1日付で東京都による中央区内の避難場所の指定が一部変更され、勝どき五丁目、六丁目と豊海町の広域避難場所が晴海地区から「地区内残留地区」に変更された。在宅避難が推奨され、行政の指示などがない場合、広域避難場所への避難が不要となる(2022/09/01)。
中央区の変更概要(東京都)
中央区の大部分は耐震性能の高いマンションなどに居住する人が多く、大部分のエリアは青斜線の「地区内残留地区」(後述)に指定されている。今回は勝どき・豊海町エリアの一部などが新たに「地区内残留地区」入りしたというもの。
※青斜線部分は「地区内残留地区」
今回変更(中央区分)
勝どき5〜6、豊海町(#338)
新 地区内残留地区
旧 避難場所へ移動 晴海地区
入船1〜3
新 避難場所へ移動 新川ツインビル地区(#138)
旧 避難場所へ移動 佃リバーシティ地区(#139)
新川1〜2(#340)
新 地区内残留地区
旧 避難場所へ移動 新川ツインビル地区(#138)
湊1〜3
新 避難場所へ移動 新川ツインビル地区(#138)
旧 避難場所へ移動 佃リバーシティ地区(#139)
参考 地区内残留地区(避難場所割り当てなし)
「地区内残留地区」は、木造の建物が少なく街区のほとんどがビルに囲まれているため、火災が発生しても延焼しにくいと想定される地域です。基本的には広域避難場所への避難は不要ですが、防災関係機関から避難指示が出された場合には、その指示に従って指定の場所へ避難することになります(中央区)
参考 「自宅等で安全確保できる場合は在宅避難」推奨(中央区)
中央区の場合、安全が確保できるなら「在宅避難」が推奨されている。
感想・まとめ
前回第8回改定は2018年で4年ぶりの改訂。建物がより燃えにくくなっているということ。住んでいるエリアがそもそも広域避難所という場所もあって、中央区島部で広域避難場所への移動を伴うエリアは月島、勝どき1〜4に限られる。