中央区豊海町に2棟のタワーマンションを建設する第一種市街地再開発事業の「権利変換計画」が認可された。工事前の手続き的なものは一段落。この後、既存建物の解体から工事着手という流れになる。竣工は2027年度(2021/05/29)。
豊海地区第一種市街地再開発事業
交通アクセス 勝どき駅(徒歩9分)
事業名 豊海地区第一種市街地再開発事業
区域面積 2へクタール
建築物の敷地面積 15900㎡
建築物の延床面積 226100㎡
主要用途 住宅、店舗、区民館、休憩所
階数高さ 地上53階建 2077戸(タワー棟2棟)
権利者 443人 同意率96・8%(日本共産党公表)
参考:権利変換計画認可ってどんな段階?
権利変換のしくみ
開発前の建物所有者は土地所有者の権利を原則として等価で新しくできる再開発ビルの床に関する権利に置き換えるもの
市街地再開発事業の流れの中で、今回、権利変換計画が認可された。。
この後、既存建物の除却を皮切りに具体的な工事が始まる事になる。
・既存建物の除却 2021年9月
・仮設店舗の建設
・再開発ビルの建設 2023年1月(予定)
・新しいビルの工事完了 2027年(予定)
・登記/事業清算/事業終了手続き
・再開発事業終了
感想・まとめ
こちらは2020年6月のエントリ。工事着手は2022年度、竣工は2026年度となっていたので、この1年の間にスケジュール上、目立った遅延が出た様子はないようだ。
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東京BRTの勝どきBRTまでは徒歩5分程度。勝どき駅へは徒歩9分となっている。勝どき駅の出入口増設により数値上の改善の余地があるが、実質的な公共交通の改善余地が少ない。晴海フラッグ側のマルチモビリティステーション側へのアクセスは厳しい。期待できるのはコミュニティサイクル+バス便の増度だろう。
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徒歩5分圏を見るとわかるが、ほぼ半分は港湾エリアで生活利便施設はほぼない。豊海水産埠頭地区全体の移転などがない限りは、相当期間この状況が続くだろう。
晴海フラッグとの違いは勝どき駅10分圏という点が大きいかな。
参考
「豊海地区第一種市街地再開発事業」権利返還計画認可のお知らせ(三井不動産ほか)