2016年4月に見直しが行われた首都圏の高速料金について、2022年4月以降、さらなる見直しが行われる、5年程度の期間でETC専用化をすすめ、新たな上限料金を設定するほか、起点と終点の最短距離を基本に料金を決める形にするという(2021/03/13)。
(首都高速)
2022年4月以降の料金体系変更について
(首都高速)
・2018年6月に外環千葉区間が開通。外環利用が不利にならないよう、経路によらず起点終点間の距離の最短距離を基本に料金設定。
・高速自動車国道の大都市近郊区間の料金29・52円/キロの上限を現在の35・7キロ(1320円)から55キロ(1950円)に変更。35・7キロ以上の走行で現行より値上げとなる。
・非ETC車は区間最大料金(1950円適用)、ただし放射線の下り方向は入り口から利用できる最大距離料金を適用する
割引について
①大口・多頻度割引
・最大45%割引(現行は最大35%)
②深夜割引(新規)
・午前0時〜4時に首都高に流入する利用は20%割引
③その他割引(現行の割引を継続)
・環境ロードプライシング割引
・都心流入割引
参考 2016年4月の料金体系変更
(首都高速)
・圏央道利用が不利にならないよう、割高な圏央道西側区間の料金水準引き下げ
・都心を発着する場合、外環をつかって迂回した場合としなかった場合の料金を同等にする
・都心通過については走行距離に応じた料金に変更
感想・まとめ
一番目を引いたのは「非ETC車は区間最大料金(1950円)を適用」という部分。事実上の非ETC車の締め出しだろう。さらに5年程度かけて都市部のETC専用化の方針も打ち出された。事実上ではなく、利用自体が不可能になるということか。
そういう時期なのだろうな。
参考