今年が6回目となったウッドデザイン賞で、優秀作品191作品が発表され、中央区晴海3丁目に作られた「CLTPARK ハルミ」が優秀賞を受賞した。最優秀は「有明体操競技場」だった(2020/12/27)。
(公式サイト)
ウッドデザイン賞概要
2015年にスタート。木の良さや価値を再発見させる製品、取り組みから、特に優れたものを消費者目線で評価する顕彰制度。2020年は432点の応募があり、191点が入賞。
賞の構成
最優秀賞 1点
優秀賞 9点(3部門、各3点)
奨励賞 15点(3部門、各5点)
特別賞 4点
ウッドデザイン賞 191点(入賞)
表彰部門
・ライフスタイルデザイン部門 木を使って暮らしの質を高めていくもの
・ハートフルデザイン部門 木を使って人の心を豊かにし、身体をすこやかにしているもの
・ソーシャルデザイン部門 気を使って地域や社会を活性化しているもの
優秀賞 CLTPARK HARUMI(中央区晴海)
(公式サイト)
CLTのショーケースとして、子どもや来場者が木に触れその魅力を感じることができる空間。多様な工法による多様な空間、端材を使ったテーブルやスツールなど、随所に木を感じられる仕掛けを施している。地域材を活用し、都心で使用した後、解体移築しまた里帰りさせるという木造建築ならではの都市と地方を結ぶ循環型経済モデルとしても独創的な取組
最優秀賞 有明体操競技場(江東区有明)
(公式サイト)
国際規模のスポーツ競技大会施設。日本の伝統的な木造建築の美しさを醸しつつ、多くの観客を迎え入れる競技場としての機能性を併せ持つ、世界に発信すべき建築であり、最優秀賞にふさわしい作品として高く評価した。競技エリア天井の木架構の現しなど、「質素で潔い建築」が見る者を圧倒する。日本各地から木材を調達し、カラマツの大屋根、スギの外装や観客席などで木材を約2,300㎥使用している。日本の「木を使い、木と親しむ文化」の海外への発信を担うにふさわしい作品と考える。
参考:入賞 ROOFLAG(江東区東雲)
感想・まとめ
CLTPARK HARUMIの置き土産がまた一つ。
この写真のアングルは思いつかなかったなあ。
お見事。
参考