中央区晴海と有楽町、東京駅方面を結ぶ快速バス、晴海ライナーのダイヤ改正が発表された。2019年5月16日に東銀座停留所が新設された後、初のダイヤ改正。
いろいろ複雑な改正内容だが、わかりやすいところだと有楽町への所要時間がトリトンが最短17分、晴海2丁目が最短12分と最大5分短縮される。表定速度は時速12キロ台から最高で15キロ台に上がる計算(都営バス平均は11キロ台)。
また運行系統の整理も実施され、東京駅八重洲北口止まりはなくなる。
改定は2019年12月14日から(2019/12/07)。
運行系統の整理(東京駅行き「TYO」系統、それ以外「有楽」系統)
・全系統が晴海トリトンスクエア始発に。系統名で経由地がわかるように、東京駅に行く系統名は「TYO」、行かない系統名は「有楽」となった。
東京駅八重洲北口止まりはなくなった。
(中の人撮影)
①有楽15系統
②有楽14系統
トリトン→晴海2→晴海3→東銀座→有楽町→トリトン(下車のみ)
③有楽12系統
トリトン→晴海2→晴海3→東銀座→有楽町→トリトン(下車)→晴海2(下車)
④TYOー03系統
トリトン→晴海2→晴海3→東銀座→有楽町→東京駅八重洲北口→日本橋高島屋→トリトン(下車)
⑤TYOー01系統
全ての停留所に停車。終点前のトリトン、終点の晴海2は下車のみ
ダイヤ改正の内容(2019/12/19実施)
①有楽町発(平日46便=+3、土休日24便=+2)
(中の人作成)
・平日は朝を含む3便の増便。土休日も朝と夕方を増やし2便の増便。
・有楽町→トリトン/晴海2(直行)が午後4時以降、現行3便→10便に
②東京駅八重洲北口発(平日26便=−1、土休日16便=−4)
(中の人作成)
・東京駅行きは平日の午前中を増やして午後を減らし1便減便。土休日は午後を大幅に減らし4便の減便となった。実際の需要に合わせたものだろうか。
③晴海2丁目発(平日43便=+1、土休日24便=+1)
(中の人作成)
・平日、休日とも1便の増便。平日は午前中を増やして夜を減らした。土休日は逆に午前中を減らして午後を増やした形。
④晴海トリトンスクエア発(平日44便=+1、土休日22便=変化なし)
(中の人作成)
・平日が1便の増便。土休日は変化なし。平日は午前中を増やして夜を減らした。土休日は逆に午前中を減らして午後を増やした形。
区間時間の変化
(日立自動車交通)=2019年12月18日まで
平日のみ比較した。変化が確認できたのは次の区間
①トリトン→晴海2丁目(現行5分)
4分(1分短縮) 午前8時台まで、午後8時台
5分(現行維持) それ以外
②東銀座駅→有楽町駅(現行10分)
7分(3分短縮) 始発から1923発まで
5分(5分短縮) 1955発以降、終発まで
トリトン→晴海2/東銀座→有楽町で所要時間が短縮され、現行でトリトン→有楽町間では現行の22分から17〜19分に短縮される。晴海2→東京駅も現行の25分から22分に短縮されることになる。
参考:燃料電池バス「SORA」お披露目イベント
(日立自動車交通)
ダイヤ改正前の12月14日に燃料電池バス「SORA」のお披露目イベントが実施される。
日時 2019年12月14日1250〜1320
場所 晴海トリトンスクエア1階停留所
先着順で記念品プレゼントがあるそうだ。イベントの後、1321発の東京駅八重洲北口行きとして運行。12月15日以降、運行する晴海ライナーの一部にSORAを使う。
感想・まとめ
晴海2丁目の新しいタワーマンション、パークタワー晴海のへ入居が落ち着き、東銀座停留所の運用開始から半年経った時点のダイヤ改正ということで、ある程度の増便を期待していたが、期待通りというわけには行かなかった。
それでも減便ではない点や、一部区間の所要時間短縮など、いくつか注目すべき点があった。夜間帯に限られるものの、有楽町まで晴海2丁目から最短12分、晴海3丁目から10分となる点は評価したい。
東京駅・日本橋方面の減便は残念だが利用状況に沿ったものだろう。将来、HARUMI FLAG周辺から東京駅方面の都バス新路線が開設された場合、競合する可能性があるので、東京駅・日本橋方面については今後大幅な増便はないかも。無くなっては困るけど。
そういえば、こんな話も書いた。
(中の人作成)
晴海ライナーっていいとこ走ってるわ・・・ 晴海地区のアクセスって東銀座が結構重要なポイントになってきてる。 例えば東銀座→日本橋は1駅、2分台。 晴海ライナーに乗りっぱなしよりも 東銀座で都営浅草線に乗った方が圧倒的に早かったりする・・・
#289 虎ノ門ヒルズ駅は2020年6月6日開業 晴海ライナー、いいとこ走ってる - dorattara! Season4