今年最強と言われた台風１９号は２０１９年１０月１２日、伊豆半島に上陸した後、東京西部を通って福島から太平洋に抜けた。台風の東側にあたり、気になったのは強風と高潮だったので、潮位変動を中心に振り返っておく（2019/10/13）。
全国的には千曲川が決壊するなど被害が広がっていて、被災した皆様には心よりのお見舞いを申し上げます。
台風１９号に伴う潮位変化（東京・晴海）
（気象庁）
気圧変動（１２日）＝東京・大手町
（中の人作成）＝気象庁のデータを利用
となっているので、東京も台風の中心に相当近い場所を通過したことがわかる。
最接近時のリアルタイム風向風速解析
（防災科研）
気象庁によると、平均風速（１０分間平均／最大瞬間）は
東京 １６・８m／４１・５m（２１：２０）となっていた。
吹き寄せ効果も相当あったろう。
感想・まとめ
中の人の周りでは、とりあえず大きな被害は出ていないので、少し安堵した。
その一方で、「最悪想定」の最悪さを再確認した。
【台風１９号】高潮まとめ
— どらったら！ (@Chuoinfom) 2019年10月13日
最接近時 ９６０hPa程度
最大瞬間風速 ４０m超
最大潮位偏差 約１６０㎝
最高時の天文潮位 約２００㎝
合わせて３６０㎝
・・・
海岸保全施設の最低高 ４６０㎝
・・・
今回の台風では１００㎝ほどのマージンを残した計算か。
最悪想定は９１１hPa＋全水門開放
台風１９号接近に伴い、夜に入ってから江戸川区や江東区の一部に「避難勧告」が出されたが、公共交通機関は１２日午後にはほぼ動かなくなっていて、自力での避難が困難だったということは頭のどこかに置いておいたほうがいいと思う。
避難には「自宅避難」も含まれること、その場合、立てこもりのための備えが必要なことをもっと周知する必要があるだろう。
（江東５区大規模水害避難等対応方針）
昨日は完徹だったので寝るわ。
