晴海ライナーが2019年5月16日のダイヤ改正で新たに東銀座駅付近に停留所を設置する。晴海2丁目から7分、晴海3丁目から5分で到達可能となり、地下鉄との結節性も格段に増す(2019/05/01)。
(中の人撮影)
概要
日立自動車交通の路線バス「晴海ライナー」が2019年5月16日にダイヤ改正を実施する。かなり複雑な改変だが、最大のポイントは東銀座駅に停留所が新設されることだろう。
想定ルート・停留所
(中の人作成)
所要時間
現行ダイヤ(トリトンスクエア発の平日午後の最初の便)で比較する。
①現行ダイヤ
トリトンスクエア 1201 0分
晴海2丁目 1207 6分
晴海3丁目 1210 9分
有楽町駅 1222 21分
東京駅八重洲北口 1230 30分
日本橋高島屋 1235 35分
(次発)
トリトンスクエア 1301(60分)
②新ダイヤ
トリトンスクエア 1206 0分
晴海2丁目 1211 5分
晴海3丁目 1213 7分
東銀座駅 1218 12分
有楽町駅 1227 21分
東京駅八重洲北口 1235 29分
日本橋高島屋 1240 34分
(次発)
トリトンスクエア 1306(60分)
東銀座駅へのアクセス時間
晴海2丁目→東銀座駅 7分
晴海3丁目→東銀座駅 5分
クロノレジデンス敷地内→公道上への停留所移設効果
トリトンスクエア→晴海2丁目 5分(改正前 6分)
晴海2丁目→晴海3丁目 2分(改正前 3分)
運行本数
こちらもサプライズの「減便」。
平日夕方を中心に3〜5便/日減ることになる。
①有楽町駅
(中の人作成)
・平日 43便(改正前47便)
・土休 22便(改正前23便)
②晴海2丁目
(中の人作成)
・平日 42便(改正前45便)
・土休 23便(改正前24便)
③東京駅八重洲北口
(中の人作成)
・平日 27便(改正前31便)
・土休 20便(改正前20便)
④晴海トリトンスクエア
(中の人作成)
・平日 43便(改正前48便)
・土休 22便(改正前23便)
そのほか
かなり複雑なダイヤ改変と書いたが、条件付き運行の本数が非常に多く、その形態が多岐にわたる。
例えば有楽町駅発の便については5種類ある。
・東京駅、晴海トリトンスクエア経由は晴海2丁目行き
・東京駅、日本橋経由晴海トリトンスクエア行きだが、到着後引き続き晴海2丁目まで運行
・直行の晴海トリトンスクエア行き
・東京駅八重洲口止まり
感想・まとめ
晴海地区から東銀座までのアクセス時間が7分以内となる今回のダイヤ改正は、極めて大きなプラスと判断。東銀座で鉄道と結節する利点は減便を補って余りある。特に都営浅草線は羽田、成田両空港への直通アクセスが可能になる点で大きい。
グーグルマップによる検索では、ざっと見た感じ
・東銀座→成田空港 最短63分
・東銀座→羽田空港 最短27分
となっていた。
もっとも「行き」は使いやすいが、「帰り」は遠回りで使いにくいのが晴海ライナー。そこの部分は仕方がない。
東銀座駅周辺図
(ヤフー地図)
東銀座駅には3路線が至近に乗り入れている。
①メトロ銀座線
(東京メトロ)
②メトロ日比谷線
(東京メトロ)
③都営浅草線
(東京都交通局)
減便は住民の増加に伴う利用状況に応じて改善されるのではないかな。