東京2020大会後にクローズが取り沙汰されていた品川区東八潮の日本財団パラアリーナが1年ごとに運営期間を延長する形で存続しているそうだ。JSPORTSの特集記事で取り上げられていた(2023/01/09)。
JSPORTS「町田樹のスポーツアカデミア」より
日本財団パラアリーナ
着工 2017年12月
開業 2018年6月
・東京2020大会に向けた選手育成が目的
・東京大会後もパラスポーツの強化拠点として運営。レガシーの一つとなっている。
・各競技団体から「アスリートの練習場所がない」という声があり、自前でアリーナを作るしかないとなり建設が決まった。
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船の科学館の土地を借りる形で運営。土地は博物館事業を行うために固定資産税が優遇されている。東京都との協議で2021年解体は既定路線だったが、存続を希望する声が多く、再協議の結果、1年ごとに延長を認めるといった形で認められて運営できている
施設管理者 日本財団パラスポーツサポートセンターについて
2015年設立
参考 日本財団パラアリーナ
東京2020パラリンピックに向け、パラアスリートの練習環境を改善するべく建設された。パラリンピック競技の日本代表合宿やクラブチームの練習に使用できるほか、多くの方にパラスポーツの魅力を伝える普及活動に活用できる・・・
(パラアリーナ)
所在地 東京都品川区東八潮
・鉄骨1階建
・建築面積 3187㎡
・延床面積 2989㎡
設備
・アリーナ 2035㎡/天井高 約7m
パラアリーナの施設とパラリンピックの獲得メダル数
車いすバスケのコート 3面
男子 銀メダル
車いすラグビーのコート 3面
銅メダル
ボッチャ 8面
混合ペア 銀メダル
混合チーム 銅メダル
混合個人 金メダル
シッティングバレー 2面
ゴールボール 1面
女子 銅メダル
ブラインドサッカー 1面
そのほか
・トレーニングルーム 127㎡
・ミーティングルーム 71㎡+52㎡
・男女ロッカールーム/シャワールーム
・男/女/多目的各トイレ
・医務室/事務所
ほか
対象者
パラリンピック競技団体
パラリンピック競技団体所属のクラブチーム
パラリンピック競技団体所属の個人
当センターが認めるパラスポーツの普及啓発に関する団体
感想・まとめ
強い要望があって1年ごとに延長が認められる形で存続しているという話。
少し安心した。注目を集め続けることが大きな課題になってくると思う。
東京パラリンピックでメダルを量産し、パラ・スポーツのナショナルトレセン的な役割を果たしているこの施設、重要だと思う。
施設の恒久化も含めて一歩前に進んでいくといいと思うのだが。
メディアもパラアリーナの存在をもう少し取り上げてほしいなあ。