品川区東八潮の日本財団パラアリーナが2021年度中にクローズする可能性が高いという話。パラリンピックの影響力の大きさが際立った東京2020大会だけに、ただ閉鎖されてしまうのであれば大きな損失だと思う。パラアスリート用のナショナルトレセンいるんじゃないかなあ(2021/09/06)。
報道(共同通信)
・パラアリーナは2021年度中に運営を終える見通し
・土地の使用が3年しか認められていないため
日本財団パラアリーナ
東京2020パラリンピックに向け、パラアスリートの練習環境を改善するべく建設された。パラリンピック競技の日本代表合宿やクラブチームの練習に使用できるほか、多くの方にパラスポーツの魅力を伝える普及活動に活用できる・・・
(パラアリーナ)
所在地 東京都品川区東八潮
・鉄骨1階建
・建築面積 3187㎡
・延床面積 2989㎡
設備
・アリーナ 2035㎡
パラアリーナの施設とパラリンピックの獲得メダル数
車いすバスケのコート 3面
男子 銀メダル
車いすラグビーのコート 3面
銅メダル
ボッチャ 8面
混合ペア 銀メダル
混合チーム 銅メダル
混合個人 金メダル
シッティングバレー 2面
ゴールボール 1面
女子 銅メダル
ブラインドサッカー 1面
そのほか
・トレーニングルーム 127㎡
・ミーティングルーム 71㎡+52㎡
・男女ロッカールーム/シャワールーム
・男/女/多目的各トイレ
・医務室/事務所
ほか
対象者
パラリンピック競技団体
パラリンピック競技団体所属のクラブチーム
パラリンピック競技団体所属の個人
当センターが認めるパラスポーツの普及啓発に関する団体
感想・まとめ
ざっと数えただけで、金メダルや団体球技を含む6個のメダル獲得に貢献したパラアリーナ。東京パラリンピックのナショナルトレーニングセンターとも言えるような役割を果たしてきた施設だ。
東京大会での大きな成果、日本中に与えた影響力を鑑みれば、日本国内にもパラリンピック向けのナショナルトレセンがあっていいと思う。こういった施設があるのとないのとでは、競技者にとっては天と地ほどの差があるだろう。
・・・
幸か不幸かパリ大会まであと3年しかない。大会の熱気が残る今ならやれることがある気がする。東京大会のレガシーとして残すべき施設の中でもかなり重要度が高いと思うのだが。