天の川銀河中心にあるブラックホールの画像が史上初めて撮影されたそうだ。国立天文台などの成果(2022/05/12)。
概要
地球上の8台の電波望遠鏡をつないだ地球サイズの仮想的望遠鏡「イベント・ホライズン・テレスコープ(EHT)」を使い撮影。撮影画像は太陽の400万倍の質量を持つブラックホールがつくりだす強力な重力で曲げられた光をとらえたもの。
※「イベント・ホライズン(事象の地平線)」は光さえも抜け出せないブラックホールの境界を表す。
画像についての説明
地球から27000光年の天の川銀河中心部で、非常に重くコンパクト(見かけ上の大きさは月面に置いた直径約8センチのドーナツ程度)で目に見えない何らかの天体の回りを星が回っていることが確認されていて、この「何らかの天体」が「いて座A*(エースター)」として知られていた。
今回の画像は「いて座A*」がブラックホールであることを示すはじめての視覚的、直接的証拠なのだそうだ。
・・・
ブラックホールは光を放たない天体。周囲で光り輝くガスによって明るいリング状の構造に縁取られた中心の暗い領域(シャドウ)として映し出された。
参考:参加施設
アルマ望遠鏡(チリ)=日本の自然科学研究機構が運用に参加
APEX(チリ)
IRAM30m望遠鏡(スペイン)
ジェームズ・クラーク・マクスウェル望遠鏡(米国ハワイ)=自然科学研究機構国立天文台が運用に参加
アルフォンソ・セラノ大型ミリ波望遠鏡(メキシコ)
サブミリ波干渉計(米国ハワイ)
サブミリ波望遠鏡(米国アリゾナ)
南極点望遠鏡(南極)
グリーンランド望遠鏡(グリーンランド)
NOEMA観測所(フランス)
アリゾナ大学キットピーク12m望遠鏡(米国アリゾナ)
感想・まとめ
日本でも発表しているけど、やっぱりメインはアメリカだね。
追記するかも。