2020年8月22日夜、築地市場跡地での花火打ち上げが約10分間実施された。今後の継続的な打ち上げ可能性について考えてみた(2020/08/23)。
(中の人撮影)
東京都「火薬類(煙火)消費申請の手引き」の保安距離を見る
築地市場は人口密集地「第一種地区」に該当しそう。
使用可能なのは2・5号玉(外径6・9センチ)と3号玉(8.6センチ)か。
9センチ以下だと140m、7・5センチ以下だと100mの保安距離が必要になる。保安距離は法の施行規則に定められている「安全な距離」のこと。
第五十六条の四の4 煙火(手筒煙火を除く。以下この項及び次項において同じ。)を消費する場合には、次の各号の規定を守らなければならない。
東京都の手引き内に記載がある。
道路、建物からの離隔距離を図示してみた。
①半径100m(2・5号玉相当)
②半径150m(3号玉相当)
(中の人作成)
3号玉程度なら、航空法は関係ないだろう。
感想・まとめ
(友人撮影)
市場跡地の地表をはう煙から、隅田川水面に近い場所から打ち上げられていることがわかる。当然ながら保安距離を守って打ち上げているのだろう。
保安距離だけから見ると、隅田川の航行に影響するものの3号玉ならギリギリ打ち上げが可能かな。22日夜の打ち上げも3号玉のようだった。
築地の舟運ターミナルができると打ち上げはできなくなるだろう。
保安距離が確保できるのは築地跡地が駐車場になっている間の期間限定の可能性が高い。24時間テレビの企画とも聞いたが、よくここで打ち上げようという発想になったなあ。
・・・
打ち上げられるうちに何回か打ち上げて欲しい。
参考