シェアサイクル国内大手2社のうち、JR東日本とソフトバンク系のオープンストリートが資本業務提携する。高いポート密度で結果として地下鉄ネットワークとの連携が成立しているドコモバイクシェア。オープンストリートはJR駅近傍のシェアサイクル拠点を整備し都心部での巻き返しを図る感じか(2021/05/11)。
資本業務提携の概要
・JR東日本がオープンストリートの実施する第三者割当増資による新株発行を引き受ける。新株発行引き受けによる資本業務提携を実施する。
・駅と地域を繋ぐ便利な移動のあり方を提供。街の回遊性を向上する。
協業内容
JR東日本グループの駅ビルなどへのシェアサイクルステーション拠点拡充
駅ビルなどのシェアサイクルステーションを整備。
鉄道とシェアサイクルを連携することで、駅と地域間の移動機能を拡充。回遊性を高める
JR東日本の施策との連携
感想・まとめ
地下鉄網をカバーするドコモバイクシェアとJRをカバーするオープンストリート(ハローサイクリング)という構図だろうか。
駅施設にシェアサイクルステーションを整備できるかどうかは重要なポイント。ただ、ドコモバイクシェアのポート密度はすでにかなり高く、東京23区内の地下鉄駅近傍の多くをカバーできている印象なので、大きな変化にはならない気がする。
オープンストリートのサイクルステーションは中央区と江東区の臨海部にはほとんどないので、今後整備が期待できるかもしれない。