1926年の開園以来、多くの家族を迎え入れてきた東京都練馬区のとしまえん(豊島園)が2020年8月31日に94年の歴史を終える(2020/06/13)。
(としまえん)
概要
東京都豊島区の遊園地「としまえん」が2020年8月31日に閉園し、跡地が都立公園+スタジオツアー施設になる、という話。都立公園整備について、東京都と練馬区、西武鉄道、ワーナー・ブラザースジャパン、伊藤忠商事が覚書を結んだ(6月12日)。
対象地 豊島園跡地(東京都練馬区)
(東京都)
スタジオツアー施設について
計画地北東部にワーナーブラザーズによるハリーポッターシリーズのスタジオツアー施設設置が検討されているそうだ。世界で2番目のスタジオツアー施設で、30年間の運営が行われる。運営期間を終えた後は都立公園になる(都知事会見より)
「ハフポスト」は、西武鉄道の話として、スタジオツアー施設が開業するのは2023年前半と伝えていた。
参考:ロンドンの「スタジオツアー ロンドン」
参考:豊島園の歴史
当時財界人の藤田好三郎氏の所有地を東京市民に公開したのが始まりで、かつてこの場所を治めていた豊島氏の居城跡だったことから「豊島園」と名付けられた(としまえん)そうだ。
1926年3月 着工
1926年9月 一部開園
1927年4月 全面開園(同年、武蔵野鉄道豊島園線開通)
1929年 大小プール完成
1938年 自然動物園開園
1944年4月 大戦により閉園
1946年3月 営業再開
(練馬区誕生 1947年)
1953年 夜間営業開始
その後はアトラクション更新が2016年までほぼ毎年行われていた。
2020年8月31日 閉園
参考:園内マップ
(としまえん)
どれだけ詰め込んだんだか!というぐらい、アトラクションが密集している。記録として残しておこう。
入園は1000円、乗り物券セットで4300円(子ども3300円)という設定は、東京ディズニーリゾート(8200円)やUSJ(7800円)に比べるとずいぶん目に優しい。
感想・まとめ
(としまえん)
新型コロナウイルスの影響による一時閉園明けと閉園の告知が同時に行われたというのは、少し切ない。豊島園は幼い頃、両親に連れられて何度か行った淡い思い出がある。
楽しかったのだけれど、最後に乗ったサイクロンでギャン泣きし、帰りにげろげろ吐いた苦い思い出がある。そういう施設がなくなってしまうのは寂しいが、これも時代の流れなのだろう。
ハリーポッターのテーマパークが作られるそうだが、どうなんだろうね。
「好きな人にはたまらない」施設になるのではないかな。