2019年9月26日未明に撮影した東京スカイツリーの試験点灯の様子。明るさが30倍になるらしい(2019/09/26)。
概要
ふと気がついた東京スカイツリーの異変。
見慣れないと場所に見慣れない灯。
たまたま持ち合わせていたカメラで撮影することができた。
(参考)2019年5月23日付報道(読売新聞)
①塔上部
・アンテナ設置がある最上部のゲイン塔下部(497メートル)に設置された白色の照明機器60台撤去
・撤去した場所とその上部(630メートル)にフルカラーの照明機器、合計179台を設置。
→これまでの約30倍の明るさ
②塔中部、下部
・250メートル付近に96台設置
・150メートル付近に72台設置
→全体の照明は合計2362台に
感想・まとめ
たしかに、「眩しい」という表現を使ってもいいほどの明るさ。
これだけ明るいと印象が激変しそう。
ちょっと驚いたな。
(参考)スカイツリーの初期の照明設計
実際に初期の照明設置に関わった人の話があったが、実に興味深い。
・スカイツリーの三角形の一つの辺はほぼ真北向き。「東京での道しるべ」という意味がある。
・「粋」=「心意気」 当初の電力使用量268kW→LED化で4割削減
法被を着た男性のイメージ。
・「雅」=「美意識」 当初の電力使用量133kW→LED化で4割削減
女性的な和服を着た人が南を向いている姿に似ている。常磐道や東北道を使って都心に入ってくると、「紫」が迫ってくる。さらに都心に入ってくると「紫」が回転していく。
・上部のくるくる回る光は2・1秒で1回転する。1秒で1回転では早すぎるし、3秒で1回転では遅すぎる。2・5秒に1回転なども試したが、最適解は2・1秒に1回転だった。
・スカイツリーのゲインアンテナは下から白い光を当てている(以前)。富士山の山頂の雪のイメージ。
・1日の電気代は15000円〜20000円。
・照明には角度調整機構は無い。据え付けたらおしまい。配置は0・5度きざみでコントロールしている。配光はわずか2度。
東京スカイツリーのデザインを通じた新しい照明デザインと技術開発について(市町村アカデミー)
参考