1926年の開園以来、多くの家族を迎え入れてきた東京都練馬区のとしまえん(豊島園)が2020年8月31日に94年の歴史を終えるとあって、久しぶりに行ってきた(2020/08/03)。
(としまえん)
としまえんの様子(8月上旬)
訪問日は幸い、天候に恵まれ帽子なしには倒れる人が出そうな程の日差しだった。
アトラクションを楽しむつもりはなかったので、入場券大人1000円のみ。
新型コロナウイルス対策のため、入場には前日までに入場予約をすることが必要。入場予約が可能なのは8月14日までとなっていて、8月後半はどういう形で入場することになるかは決まっていないそうだ。
入場口
園内
回転木馬「カルーセルエルドラド」
今回のとしまえん訪問の最大の目的はこれを見ること。
(中の人撮影)
つくられたのは1907年なので、110歳以上ということになる。ドイツで作られ、1911年ニューヨークの遊園地に移設。1964年の閉園に伴い、としまえんが購入し1971年に稼働開始、ということらしい(としまえん)。
とても豪華なつくりで、見ているだけでおなかいっぱいになったなあ。
世界的に貴重な文化遺産として2010年8月7日に「機械遺産」(日本機械学会)に認定されている。
詳しくはリンク↓から。
ランチ「レストラン カリーノ」
(中の人撮影)
公式サイトにはなかった「ありがとうメニュー」。
アンガス牛のステーキが思いのほか柔らかくてジューシー。
「意外」と言えるほど美味しかった。
生ビール(中)含めてだいたい2000円。
安いんでない??
参考:としまえんの閉園後について
東京都豊島区の遊園地「としまえん」が2020年8月31日に閉園し、跡地が都立公園+スタジオツアー施設になる、という話。都立公園整備について、東京都と練馬区、西武鉄道、ワーナー・ブラザースジャパン、伊藤忠商事が覚書を結んだ(6月12日)。
対象地 豊島園跡地(東京都練馬区)
(東京都)
スタジオツアー施設について
計画地北東部にワーナーブラザーズによるハリーポッターシリーズのスタジオツアー施設設置が検討されているそうだ。世界で2番目のスタジオツアー施設で、30年間の運営が行われる。運営期間を終えた後は都立公園になる(都知事会見より)
「ハフポスト」は、西武鉄道の話として、スタジオツアー施設が開業するのは2023年前半と伝えていた。
参考:ロンドンの「スタジオツアー ロンドン」
参考:豊島園の歴史
当時財界人の藤田好三郎氏の所有地を東京市民に公開したのが始まりで、かつてこの場所を治めていた豊島氏の居城跡だったことから「豊島園」と名付けられた(としまえん)そうだ。
1926年3月 着工
1926年9月 一部開園
1927年4月 全面開園(同年、武蔵野鉄道豊島園線開通)
1929年 大小プール完成
1938年 自然動物園開園
1944年4月 大戦により閉園
1946年3月 営業再開
(練馬区誕生 1947年)
1953年 夜間営業開始
その後はアトラクション更新が2016年までほぼ毎年行われていた。
2020年8月31日 閉園
入園は1000円、乗り物券セットで4300円(子ども3300円)という設定は、東京ディズニーリゾート(8200円)やUSJ(7800円)に比べるとずいぶん目に優しい。
感想・まとめ
(としまえん)
勝どき駅から大江戸線一本で乗り換えなしの45分で豊島園に着く。
思いのほかアクセスが良かったので驚いた。
当日は入園制限がかかっていたこともあって、少々混雑したのはレストランぐらい。
家族連れと若い女性が結構多かったかな。カップルでカルーセルエルドラドに乗る人も結構多かった。緑が多く、乗り物券なしの入場料1000円で楽しむ子連れの家族も多いらしい。
アトラクションはフライングパイレーツとか、お化け屋敷とかいろいろあって、見ているだけで楽しい。
昭和の香りが残るゆうえんちだった。好きだなあ。
もういちどいけるだろうか???