大江戸線を現在の終点の光が丘から延伸する構想について、東京都が素案をまとめたそうだ。2025年4月24日の日本経済新聞が伝えた。2040年ごろの延伸開業を想定した素案だという(2025/04/24)。
報道概要(日本経済新聞、2025年4月24日)
・東京都が地下鉄大江戸線を光が丘から約4キロ延伸する事業計画素案をまとめた
・開業の想定は2040年ごろ
・開業から36年目に累積損益解消(東京都試算)
・総事業費 約1600億円
・事業性評価(東京都) 「事業性に一定のみとおしがたった」
参考 大江戸線延伸ニュース(2025年春発行)
プロジェクトチームによる調査結果
・延伸により大江戸線利用者が1日約5万人増加
・事業費は概算約1500億円
・収支採算性等に課題
・プロジェクトチームによる調査結果がまもなくまとまる見込み
※調査結果が報道された感じか。
今後の練馬区の取り組み
・延伸事業計画の確定と鉄道事業許可取得に向けた取り組み推進
・新駅予定地周辺の新たな拠点整備を推進
参考 大江戸線の延伸(交通政策審議会第198号答申関連資料)
・今回の対象は大泉学園まで。
・当時の評価は
事業費 900億円、B/C2・0前後、累積資金収支黒字転換年 19年
輸送密度 約5万人/日
感想・まとめ
練馬区の大江戸線の延伸に絡んでは、先行してまちづくり計画の説明会も進められている。輸送人員の想定はあまり変わっていないようだ。2016年の答申では19年で黒字転換となっていたので、36年目での黒字転換ということは、採算性は悪化したのだろうか。
動いている話ということで、しばらく注意しておきたい。