江東区の2026年度予算案が2026年2月2日に発表された。携帯トイレを全区民に配布するのが目玉事業か。江東区初のAIデマンドバス事業についてフォーカスする(2026/02/02)。

江東区2026年度予算案概要
一般会計 2927億2600万円(+142億7200万円)=過去最大規模
注目の事業 AIデマンド交通導入準備(南砂地域) 22ページ

AIデマンドバスの導入準備(新規) 1161万円
2027年度の実証運行に向け、都営路線バス網を補完する江東区初の公共交通運行に向けたシステム構築
2026年度
実証運行に向けた予約専用アプリ構築
運行地域の南砂地域に25箇所程度の乗降スポット設置
その他の主な事業概要
①携帯トイレを全区民に配布(新規) 15・5億円(4ページ)
全区民に携帯トイレを1人15個配布(3種類を各5個)
凝固剤タイプ/シートタイプ/防臭袋付きタイプ
2026年4月1日時点で江東区に住民票がある区民が対象
まず使ってみる機会を提供し、備蓄や在宅避難の定着を促進する
②東京都シルバーパス購入費助成事業(新規) 2・8億円(16ページ)
2026年10月から有効のシルバーパスを12000円で購入した区民に10000円を助成。
助成件数 25000件見込み
申請開始日 2026年10月1日
▽東京都シルバーパス
70歳以上の都民を対象に、都営バス、都営地下鉄、民営バス各社などの都内公共交通機関を利用できるパス。発行費用は12000円なので実費負担は2000円になる
③修学旅行、移動教室の実質無償化 小学校1・8億円、中学校2・6億円(13ページ)
区立小中学校の宿泊行事にかかる費用を所得制限無しで実質無償化。結構大きい。

④地下鉄8号線まちづくり推進事業 2282万円
まちづくり協議会の継続団体に対する活動経費の補助
⑤新庁舎建設基本計画策定事業 8533万円
基本計画策定へ協議の場を設置し、区役所エリアのまちづくりの検討に着手
⑥東京湾大華火祭協力事業 1395万円
影響を最小限に抑えるための清掃活動、会場案内を実施
⑦区内共通商品券をデジタルと紙で発行 5億2800万円(※)
※2025年度補正予算に計上、事業費全額を繰越し2026年度実施。
プレミアム率20%、発行額19億2000万円(1・2万円を8万セット)
対象 区内在住、在勤、在学者(紙は区内在住者のみ)
感想・まとめ
江東区でもオンデマンド交通か。というのが正直な感想。限界は低そうなんだよね。
以下、どらったら!の過去記事より。
参考 オンデマンド交通サービス
(利点)
・利用者個々の移動ニーズに応えつつ、低コストで複数人の同時移動が可能
・多くの自治体で導入進む
・予約がなければ運行しないため需要がない場合の無駄な運行コストがかからない
(課題)
・利用に事前予約が必要。利用に事前登録を課すと利用者が増えないケースも
・既存交通事業者の反発 ・相乗りへの抵抗 ・定時性に課題。予約が必要な病院や鉄道駅など、到着時刻に正確性が求められる移動用途では敬遠される可能性
・一定の需要を束ねられずに利用者が増えるとコストが増大する
・路線バスなどの路線定期型交通に比べると利用者1人あたりの運行経費は平均で見ると高い傾向にある
#2102 港区でオンデマンドモビリティ実証運行 高輪地区の半径2キロ圏 2024年11月から - どらったら!!
江東区の対象地域では課題がどの程度のものになるのか。
あと防災用品の配布。これは中央区でも2025年にカタログ形式で実施したやつに似ている。トイレに固定っていうのがちょっと違うけど。
港区でも2026年度予算案に組み込まれてた。
防災用品支給による防災意識の啓発(港区) 9億7899万円=臨時区分
財政的な余力があるところでは広がっている感じだな。
・・・
東京湾大華火祭は「おっ」と思ったが、区内の混乱回避のための予算計上にとどまっていた。
中央区もそろそろ予算案発表。注目したい。
参考リンク等
2025年度の江東区予算案はこんな感じだった。