東京都がドローンによる都市部の物流の検討と実証に向けた支援事業に参加するコンソーシアムの公募をスタートした。2027年度末までに中央区晴海、江東区豊洲、木場の臨海部、板橋エリアのいずれかまたは複数エリアで実証飛行を行い、社会実装に向けたロードマップの策定を目指すという。課題としてタワーマンションへの配送可否が上がっていることが特に目を引いた(2026/07/07)。

支援事業概要
東京都がコンソーシアムに対し
事業計画の検討〜実証飛行 までを一体的に支援する
財政的支援(補助率1分の1)
関係機関との調整、既存ルートの検討成果の提供を実施
コンソーシアムは
関係者調整を通じて課題整理を行い、飛行実証を実施
支援事業の成果として
社会実装に向けたロードマップ策定を目指す
補助内容
採択されたコンソーシアムに対し、取り組みに関する経費を2027年度末まで支援する。
対象 ドローン物流サービスの調査、検討、実証、ルート開拓等に関する経費
上限額
2026年度 最大3000万円(補助率1分の1)
2027年度 最大5000万円(補助率1分の1)
令和8年度 都市部でのドローン物流サービスの社会実装促進事業支援 募集要領
東京都がコンソーシアムに提供する飛行エリア

「晴海・豊洲・木場エリア(臨海部)」

コンセプト
案1 タワーマンションへのホットフード、日用品の配送
案2 屋外レジャー施設への食材・飲料の配送
需要想定 タワマン居住者、レジャー施設利用者
供給想定 レストラン、スーパーマーケット
「板橋エリア(内陸部)」

コンセプト
案1 工場への高付加価値部品の少量、小ロット配送
案2 トラック・ドローンのマルチモーダル輸送
需要想定 中小規模工場 地域拠点病院
供給想定 物流拠点、卸売市場
スケジュール
7月6日〜31日1700 公募受付
7月10日 事前説明会
8月下旬ごろ プレゼンテーション審査
9月ごろ 採択決定予定
感想・まとめ
実証飛行は2027年2月と10月〜2028年1月を想定している。また、社会実装は早ければ2027年12月となっている。また、災害時の輸送などスポット的な物流については対象外としている。具体的にタワーマンションへの配送可否が課題になっていることには注目している。社会実装されれば河川・運河に面したタワーマンションには無視できないメリットになるかもね。