JR西日本のほか、首都圏の鉄道各社が終電繰り上げの動きを加速させている。新型コロナウイルスの感染拡大で、終電間際の利用者が減ったことや、終電後の維持管理作業の時間確保が目的らしい。報道ベースになるが、終電繰り上げの動きをまとめてみた(2020/09/25)。
※路線追加(2020/09/29)
終電繰り上げを正式発表
JR西日本
時期 2021年春(具体的な時期は2020年12月に発表)
繰り上げ幅 最大30分程度
対象路線 12線区
大阪環状線/神戸線/宝塚線/東西線/阪和線/京都線/大和路線/学園都市線/嵯峨野線/湖西線/奈良線/琵琶湖線
www.westjr.co.jp
JR東日本
時期 2021年春のダイヤ改正
繰り上げ幅 30分程度
対象路線 東京駅から100キロ圏、10月発表予定
小田急電鉄(更新 2020/11/14)
(小田急電鉄)
時期 2021年春(内容は2020年12月)
繰り上げ幅 24時台を中心に最終電車20分程度
(始発は4時台を中心に一部を10分程度繰り下げ)
西武鉄道
時期 2021年春にダイヤ改正
繰り上げ幅 20〜30分(新所沢終着 0130近く→0100ごろ)
その他 深夜の需要変動に対応、曜日ごとに終電時間変更の可能性もある
京王電鉄(更新 2020/11/18)
時期 2021年発にダイヤ改正
繰り上げ幅 10分〜30分(平日、土休日とも)
終電繰り上げを検討
京急電鉄(更新 2020/11/14)
時期 未定(検討中)
繰り上げ幅 未定(検討中)
対象路線 未定(検討中)
・終電繰り上げを含めたダイヤ改正は他社線との連絡を考慮して検討している
・現在の終電時刻はバブル期のダイヤがベース。働き方改革などの時代に合わせたダイヤ編成が必要
(京急電鉄、2020/11)
参考:そのほか
具体的な検討はない、相互直通する他社でダイヤ改正の詳細が決まれば検討の可能性
東武鉄道(更新 2020/11/19)
変化を見極める(具体的な検討なし)(更新 2020/11/19)
東急電鉄(更新 2020/11/19)
あらゆる可能性を想定(更新 2020/11/19)
感想・まとめ
終電繰り上げの動きは広がる可能性が高い。
東京BRTの本格運行時の運行時間短縮(終発時刻の繰り上げ)の可能性を高めるので、こういう動きはあまり進んで欲しくないな。新型コロナによる収益環境の悪化が想定されるところだけれど、5時〜24時台の運行は東京BRTの看板なので、なんとか守って欲しいな。
参考