JR東日本が東京100キロ圏内の各路線で、終電時刻を繰り上げることを発表した。一部区間では始発時刻の繰り下げも実施される。終電から始発までの時間をこれまでの210分から240分にすることが主な目的で、実施は2021年春以降となる見込み(2020/09/03)。
終電時刻の繰り上げについて
(JR東日本)
主に東京100キロ圏の各路線で終電時刻の繰り上げを実施。
終電から始発までの間隔(列車間合い)を240程度確保する(現在210分程度)。
終着駅到着を概ね午前1時ごろとする
これに伴い終電時刻は現行より30分程度繰り上げる
3密回避対策として、金曜日の終電前に臨時列車の増発を必要に応じて実施する。
ダイヤの見直し時期 2021年春
実施線区、内容は2020年10月に告知予定
背景 新型コロナ感染症による利用状況の激変(深夜時間帯は特に大きく減少)
(JR東日本)
・感染収束後も、テレワーク、Eコマースなどはさらに広く浸透し、働き方や行動様式は元に戻ることはないと考えている(JR東日本)
列車間合いの拡大(210分→240分)の効果
作業の機械化で労力軽減と工期短縮→作業員の「働き方改革」を支援
ホームドア、バリアフリー設備などの駅改良の施工効率が向上
ホーム上に必要となる作業スペース設置期間を短縮可能
作業効率改善→コスト構造の見直し
参考:JR有楽町駅の山手線と京浜東北線の現行ダイヤ
現行のダイヤで、山手線と京浜東北線について、有楽町駅での終電30分以内の本数を調べてみた。
山手線(平日):4〜5本減少
山手線(土休日):4〜5本減少
京浜東北線(平日):2本減少
京浜東北線(土休日):2本減少
感想・まとめ
対象路線や内容の発表は10月になるそうだ。山手線は4〜5本減り、京浜東北線(記事中では言及なし)は2本程度減少する計算になった。
現状ではやむを得ないところか。
参考
ダイヤ改正における終電時刻の繰り上げなどについて(JR東日本)