弊ブログで2021年に扱ったプロ野球千葉ロッテの本拠地、「千葉マリンスタジアム」の再整備について、2026年6月2日、「ドーム球場にする方向で基本計画を検討する」という発表があった。費用負担のあり方などを検討し、2027年3月ごろまでにドーム化の可否を決め、基本計画をまとめるという(2026/06/03)。

ドーム球場として再整備の方向で基本協定
千葉市、千葉ロッテマリーンズ、イオンモールの3者が基本協定締結
屋内型スタジアムを見据えた基本計画の検討を進める
3者は以下の認識を共有。基本計画を協働して作成する目的で協定を締結した
・プロ野球本拠地機能、年間を通じた多様なイベント活用、来訪者の利便性向上などによる収益増加を前提に、屋内型スタジアムを見据えた基本計画の検討を進める
イオンモールからスタジアムを核とした回遊性の高い都市空間の形成、年間を通じて賑わいが生まれる施設構成などの提案が行われている。
イオンモールの企画提案概要


※企画提案自体は「屋外型スタジアム」を想定したものになっている。
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コンセプト ”出会う・つながる” 新しい幕張での感動体験
・豊砂地区全体をボールパークとして一体化したまちづくり推進
幕張豊砂駅からイオンモール幕張新都心、豊砂公園を結び、スポーツ・商業・公共空間が一体となった都市空間を形成
・モール施設の集客力を活かした365日楽しめるスタジアム
イオンモール幕張新都心の運営者であるイオンモールがスタジアム再構築事業に参画することでモールの集客力を活かしたスタジアムを実現する
スケジュール
2026年6月 基本計画の検討
2027年3月ごろ 事業実施の判断、基本計画策定
2027年4月ごろ 基本設計等
2034年ごろ 開業
これまでの流れ
2025年11月 ドーム化の可能性再検討
ドーム化の可能性の再検討をすることを発表。2026年3月ごろスタジアム形式(屋外型/ドーム型)を決定するとした
マリンスタジアム再構築事業にかかるドーム化可能性の再検討について(千葉市)
2025年10月末
千葉ロッテからドーム化に関する追加投資を球団を含む民間投資で賄う前提で、ドーム化の可能性の再検討を求める要請。命名権市場の変化、暑さ対策などが理由
2025年9月 千葉マリンスタジアム再整備基本構想

課題
・幕張新都心と現スタジアムには単一機能に特化した街の配置、各施設間の回遊性、公共空間の有効活用、スポーツ観戦・体験の機会拡充などに課題
・現スタジアムは1990年の開設から35年経過。老朽化への対応や機能面更新に課題
方向性
・幕張メッセ駐車場に幕張新都心の新たなまちづくりの拠点となる屋外型スタジアムを再構築
屋外型とする理由
・35年の記憶継承の観点から幕張の「海・風・空」を感じられるスタジアム目指す
・市税を充当できる範囲は市民利用が可能な部分に限られる。それを超える部分は民間投資による整備
・会場規模30000人以上の音楽イベント公演数は全体の1%未満で、ドーム型にしても多くのコンサート需要は見込めない
・ドーム整備には1000億円超を要する可能性。初期ランニングコスト回収が困難
概算事業費 合計650億円
・スタジアム整備費 約600億円
・周辺インフラ整備費等 約50億円
合計 約650億円
そのほか
・30年間の経済波及効果 約1兆1500億円
(うち、現スタジアムからの増分は2200億円)
感想・まとめ
ドーム化決定という話ではない。
屋外型の球場で基本構想を立てたが、千葉ロッテから民間投資を前提にドーム化を検討して欲しいという要請がなされ、現地に隣接するイオンモールも加わってボールパーク構想が提案された。今回、千葉市、千葉ロッテ、イオンモールでドーム球場で行けそうか、年度末まで検討しようということになったと理解した。
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昨今の建築コスト上昇に耐えうる基本計画が策定できるのか、そのあたりが最大のポイントになりそう。報道では事業費が1000億円を超えると伝えている。

2026年5月に数年ぶりの野球観戦で行ったハマスタは楽しかった。あんなにショーアップされているんだね。京葉線一本でアクセス可能な場所のボールパーク構想なので、いい計画になることを期待したい。
参考リンク等