どらったら!!

東京都中央区、江東区の臨海部を中心としたメモ。独自の情報を除いては、報道ベースではなく、発表主体の情報をベースに書くことを基本にしています。最近はゲリラ的な花火大会情報も提供。

#2604 日本橋一丁目東地区再開発は総事業費が73%増、5千億円超へ=報道より どらったら!!

日刊建設工業新聞と建設通信新聞が2026年5月11日付で、日本橋一丁目東地区市街地再開発について、総事業費を73%増額する事業計画書変更案を報じた。A〜Eの5つの街区の工事費は85%のプラス。総事業費が5000億円を上回る規模になったことや、事務所の入るA街区の着手時期の見直しなどが主な内容。何よりも驚いたのは、再開発組合認可がわずか2年前という点だった。変更案に関する資料は中央区が公表している=末尾リンク参照(2026/05/11)。

日本橋一丁目東地区市街地再開発イメージパース=出典:東京都

報道の概要(建設通信新聞、5月11日)

事業費増額

総事業費と工事費の高騰=どらったら!作成

・事業費が増額される。資材価格高騰や人件費の高騰が影響

総事業費 5088億6700万円←2942億4100万円(+72・9%)

工事費  3677億9700万円←1979億6200万円(+85・5%)

増額は総事業費ベースで約2146億円

工期変更

A街区 工事着手時期 2029年4月←2026年10月

参考 日本橋一丁目東地区市街地再開発事業(2025年10月31日時点)

A街区に40階建の超高層オフィス等、B街区に50階程度の超高層マンション・サービスアパートメントを建設する計画。

所在地 中央区日本橋一丁目、日本橋本町一丁目、日本橋小網町

面積 約3・6ヘクタール

事業費 約2942億円

A街区 

事務所、店舗、カンファレンス、駐車場等

●事業計画書変更案

延べ面積 約268100㎡(当初:約274000㎡)

地上40階、地下4階 高さ約203m

駐車場 209台/駐輪場 200台

フロア構成

6〜40階 事務所中心

5階 機械室

3〜4階 カンファレンスルーム中心

地下2階〜地上2階 店舗中心

事業期間

2029年4月〜2034年11月

B街区

当初:地上51階、地下3階

住宅、店舗、サービスアパートメント、生活支援施設 駐車場等

●事業計画書変更案

延べ面積 約106300㎡(当初:約110000㎡)

地上50階、地下3階 高さ約210m

駐車場 229台/駐輪場 592台

フロア構成

11〜50階 住宅中心

2階〜11階 サービスアパートメント中心

3〜4階 駐輪場

2〜3階 生活支援施設

1〜2階 エントランスホール、店舗ほか

地下2階〜地下1階 駐車場

事業期間

2028年10月〜2035年3月

・・・

●事業計画書

C〜E街区 公共公益等

事業期間

2037年4月〜2038年6月

資金計画(事業計画書)

収入 5088億6700万円

 参加組合員負担金等 4801億6700万円

ほか

支出 5088億6700万円

 工事費 3677億9700万円

 補償費 737億8600万円

ほか

スケジュール

2028年度 着工予定

2038年度 工事完了予定

日本橋一丁目東地区とその周辺=出典:東京都

日本橋一丁目東地区第一種市街地再開発事業|市街地再開発事業について|東京都都市整備局(2025年10月)

感想・まとめ

2024年4月の再開発組合の設立認可からわずか2年で、総事業費が73%、工事費が86%の増額変更とはびっくりした。予備知識が多少あっても驚くほどの高騰だ。これ、2年前にこの事業費だったら設立認可されていたんだろうか。

・・・

今後の再開発事業費高騰の目安の一つになるのではないかな。

参考リンク等

日本橋一丁目東地区再開発(東京都中央区)/総事業費2146億円増額/組合 – 日刊建設工業新聞

日本橋一丁目東地区再開発、事業費5000億円超に増加 | 建設通信新聞Digital

日本橋一丁目東地区第一種市街地再開発事業事業計画書/中央区(当初認可:2024年4月)

日本橋一丁目東地区市街地再開発組合の設立を認可します|2024年4月