東京都が2026年4月、「日本橋川周辺の賑わい創出」に向けた実施方針を示し、2040年代にかけて日本橋川沿いがどう変わるか、整備イメージを公表した。実施方針の資料は110ページあり、ここでは日本橋川周辺の整備イメージとスケジュールを中心にメモをしておく(2026/05/02)。

- 実施方針における4つの取り組み
- ゾーニング
- まちづくりの考え方(ゾーン2、ゾーン3)
- 整備ステップイメージ(ゾーン2・ゾーン3)
- 2040年代の整備イメージ
- 参考:ロードマップ
- 感想・まとめ
- 参考リンク等
実施方針における4つの取り組み
「きれいに」:水質改善、緑・生物の生息環境保全等
「つなぐ」「集う」:日本橋川中心の新しい景観、賑わいのある空間づくり
「うみだす」:官民連携
ゾーニング

ここでは先行整備区間のゾーン2、ゾーン3を中心に取り上げる。
ゾーン2・3(先行整備区間):川の両側の広い範囲でまちづくりの動き活発化。先行して景観・デザインの方針を定める
まちづくりの考え方(ゾーン2、ゾーン3)

ゾーン2:日本橋川沿いで、JR線より西側の大手町を中心としたエリア
ゾーン3:日本橋川沿いで、JR線東側の日本橋を中心とするエリア
・日本橋川を中心に都市の新たな拠点を形成し、水の都を創造する
・国際競争力の強化
ゾーン2

・右岸側に皇居から連なる歩行者専用道路を整備
・左岸側の錦橋から神田橋公園先に歩行者空間を整備
・日本橋川と大手町仲通りの結節点に賑わいの核を整備
・東京消防庁新本部庁舎周辺、荷揚げ場跡周辺等に親水護岸やデッキを整備

ゾーン3

・一石橋から江戸橋にかけての左岸側は様々な高さに設定
・右岸側は護岸天端の高さを中心に設定
・日本橋と八重洲・京橋の人々が集う賑わいの核を川と中央通りの結節点に整備
・左岸側に親水護岸とデッキを整備

整備ステップイメージ(ゾーン2・ゾーン3)
フェーズ1:2025年ごろ

2026年春 江戸東京博物館リニューアルオープン
2026年 日本橋一丁目中地区完了予定
2026年度 内神田一丁目地区完了予定、
ゾーン2:歩行者専用橋梁、船着場オープン予定
2028年度 トーチタワー完了予定
2029年度 八重洲一丁目北地区南街区完了予定
フェーズ2:2030年ごろ

2031年度
日本橋室町一丁目地区、日本橋一丁目1・2番地区
日本橋一丁目東地区(川沿い街区除く)
フェーズ3:2035年ごろ

2030年代半ば 外濠の水質浄化開始予定
2035年度 地下化完了予定
2040年度 高架橋撤去完了予定
フェーズ4:2040年ごろ

・2040年度 首都高地下区間の高架橋撤去完了予定
・2040年代 水質目標の達成
2040年代の整備イメージ
ゾーン2

・錦橋周辺の滞留空間、道路空間再編、浸水空間の将来イメージ

・交流広場の将来イメージ
ゾーン3

・歩行者ネットワーク、滞留空間、日本橋の将来イメージ

・日本橋の将来イメージ、広場の将来イメージ
参考:ロードマップ

・取り組みのバージョンアップは2028年度に実施し、以後3〜5年ごとに更新
感想・まとめ
2025年4月の「基本方針案」に続く内容。
まとめた範囲では、歩行者空間の整備や親水空間の整備など徒歩移動にフォーカスしていた。本エントリでは触れなかったが、外濠の水質改善や緑の配置などの環境面も含め、これまでの流れを整理して全体をまとめたものだな。
川に向いたまちづくりは水都実現には必須なので、方向性としてはとてもいいと思う。時々更新されるということなので、変化を見守りたい。
2040年に実現するなら、意外に早いんじゃないかな。