「クレカ等のタッチ決済による後払い乗車サービス」が東京都交通局や東京地下鉄(東京メトロ)を含む関東の鉄道事業者11社・局で2026年3月25日からスタートする。11社・局が検討を進めていることについては2025年10月に公表していた(2026/01/28)。

タッチ決済による後払い乗車サービスの11社・局での相互利用について
鉄道事業者11社・局を相互に乗り継ぐ利用を2026年3月25日始発に開始
対象事業者
・全駅対象
小田急電鉄全線(小田原線、江ノ島線、多摩線)
京王電鉄全線(京王線、高尾線、相模原線、競馬場線、動物園線、井の頭線)
京浜急行電鉄全線(京急本線、空港線、大師線、逗子線、久里浜線)
相模鉄道全線(相鉄本線、相鉄いずみの線、相鉄新横浜線)
西武鉄道(西武有楽町線、豊島線、狭山線、山口線、拝島線、多摩湖線)
東急電鉄全線(東横線、目黒線、東急新横浜線、田園都市線、大井町線、池上線、東急多摩川線、世田谷線、こどもの国線)
東京地下鉄全線(銀座線、丸の内線、日比谷線、東西線、千代田線、有楽町線、半蔵門線、南北線、副都心線)
東京都交通局全線(浅草線、三田線、新宿線、大江戸線)
東武鉄道(東武スカイツリーライン)
横浜高速鉄道全線(みなとみらい線)
・一部駅が対象
小田急箱根(箱根登山線、箱根登山ケーブルカー)
西武鉄道(池袋線、西武秩父線、新宿線、国分寺線)
東武鉄道(伊勢崎線、日光線、鬼怒川線、東上線)
提供サービスの内容
・サービス開始時期 2026年3月25日(更新)
・サービス開始時点の相互利用範囲 11社・局のみを予定
・サービスの内容
タッチ決済対応のカード(クレジット・デビット・プリペイド)や、同カードが設定されたスマートフォン等を、自動改札機に設置された専用端末にかざすことで、事前に乗車券を購入することなく、そのまま改札を通過し対象となる鉄道を利用可能に
・決済対応ブランドは7ブランド
Visa、マスターカード、JCB、アメックス、ダイナースクラブ、ディスカバー、銀聯
・適用運賃 普通旅客運賃(10円単位運賃)
制限事項等
けっこうある。
・入場時に使用したクレジットカード等でなければ出場不可(同一のクレジットカード等での入場・出場が必要)
・他の乗車券等(定期乗車券等)との併用不可。
・対象となる鉄道事業者11社・局以外の路線(利用可能エリア外)への乗り越し不可。
・対象となる鉄道事業者11社・局以外の路線をまたいでの利用不可。
・後払い乗車サービスは、振替輸送対象外。
・後払い乗車サービスは、入場券としての利用不可。
参考 利用例
①11社・局間の相互乗り継ぎのケース

②改札外乗り換えのケース 乗換時間60分まで

③乗り換え専用改札で乗り換えのケース

参考 制限事項等(利用できないケース)
①後払い乗車サービスと他の乗車券等との併用不可

②後払い乗車サービスでは利用可能エリア外への乗り越しは不可

感想・まとめ
いろいろ書いているけど、対象駅から対象駅までの利用にクレカが使えるって理解でいいだろう。乗り換え専用改札で忘れずにタッチしないといけないことや、乗り越しで使えないケースがあるので注意が必要だな。
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JRは入っていないが、こちらはこちらでモバイルSuica、モバイルPASMOといった交通系ICアプリに買い物向けコード決済機能「テッペイ」を導入する動きを見せている。
クレカが交通系ICのフィールドに切り込むのに対して、交通系ICアプリはコード決済機能を持たせる形で買い物機能を拡充する。
相手の領域にお互いに切り込み合う形で、利用者としては競争によるサービスの向上が期待できそうね。
参考リンク等
2026年3月25日(水)から、関東の鉄道事業者11社局の路線を対象とした、クレジットカード等のタッチ決済による後払い乗車サービスの相互利用を開始します | 東京都交通局