一般社団法人日本建築美術工芸協会によるAACA賞2025「美術工芸賞奨励賞」に勝どきと晴海をつなぐ人道橋「黎明小橋」が選出された。優れた景観を実現した個人、団体などに贈られる賞で、どらったら!!で受賞を取り上げるのは照明学会の「2025年照明デザイン賞」と国際的照明デザイン賞「LIT Light Awards2025」の部門賞に続きこれが三件目。おめでとうございます(2026/01/28)。

AACA賞について
建築、美術、工芸、ランドスケープなど、様々な分野が協力し、融合して創造された文化的環境と美しい芸術的景観を対象とする協会賞。優れた景観を実現させた個人、グループ、団体を毎年表彰する。AACA賞につぐ入選作品には、優秀賞、特別賞、奨励賞が選抜され授与される(一般社団法人 日本建築美術工芸協会HPより要約)。
黎明小橋=歩行者専用橋(奨励賞)

AACA賞2025 美術工芸賞奨励賞 黎明小橋
作者:星野 裕明(株式会社ホシノアーキテクツ)
所在地 中央区勝どき4丁目6番先から晴海3丁目6番先主要用途 人道橋
橋長 84・9m
有効幅員 5・0m
選評の概要

・橋そのものは両端に鋼管で構成したトラスを配置し、その間を床板で繋いだシンプルなもの。
・橋の両サイドに三角形の断面となる様に鋼材を配置して構造的な安定を確保。三角形の断面を少しずつ変化させることにより外側の鋼管が水面に波打つような柔らかい曲線の形状がつくりだされ、構造的な安定を保ちつつデザインを生み出している
・照明へのこだわりも大きな特徴。昼は白い塗装で軽さと柔らかさが表現され、夜は橋の内側と外側と照らす照明により、奥行きを感じさせる。朝潮運河の水面に映り込んで、新たな街の夜景となっている。
・建築家が強く関わることによりシンボリックな意匠が付加された橋の完成により、利便性の向上だけでなく橋を中心とした新たな景観の創生や周囲の街並みを活性化させることに貢献。
・この橋は単なる構築物ではなく、構造、形態、照明などが一帯に融合した工芸品であり、美術工芸賞奨励賞にふさわしい
感想・まとめ
黎明小橋は照明学会の「2025年照明デザイン賞」と国際的照明デザイン賞「LIT Light Awards2025」の部門賞という照明に関する賞を2つ獲得しているというちょっと「尖った」橋。今回も「構造、形態、照明などが一体に融合した工芸品」として評価されての受賞。面白い。
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この橋といい、構造で評価されたお隣の「桜小橋」といい、特徴がある橋は面白い。