東京都が2025年11月28日に公表した「品川駅周辺まちづくりの目標」について、どのようなものか確認しておく。2027年度までのフェーズ1から、リニア中央新幹線の整備を含めた2040年代にかけてのフェーズ4までの4期に分けた目標年次が設定されている。昨今のコスト高の中、どう進捗していくのかに注目したい(2026/01/07)。
品川駅周辺まちづくりの目標とは
品川駅周辺の将来像「これからの日本の成長を牽引する国際交流拠点・品川」の実現に向けた目標。

示された将来像は概ね次の通り。
・北周辺地区(高輪ゲートウェイ駅付近)
オフィス、商業、ラグジュアリーホテル、ビジネス創造施設、国際水準の住戸、インターナショナルスクール、MICE施設
・東口地区
企業集積による先端技術の発信
・西口地区
オフィス、ラグジュアリーホテル、MICE施設
・駅街区地区
オフィス、商業、ホテル、MICE施設、ビジネス交流・協業支援・情報発信施設
4つのフェーズ

「まちづくりの目標」では4つのフェーズを設定している。
①2027年度まで TAKANAWA GATEWAY CITY開業
②2028〜2030年度まで 西口A・C地区開業、JR品川駅ビル開業など
③2030年代半ばまで 駅街区地区(北街区)開業、西口B-1地区開業
④2030年代半ば〜2040年代 駅街区地区(南街区)開業、西口B-2地区開業(時期未定)ほか

・2027年度までのフェーズ1で品川駅と高輪ゲートウェイ周辺の開発を結び、アクセス機能を向上させる

・2030年度までのフェーズ2では品川駅と高輪ゲートウェイ周辺の「東西」を結ぶ歩行者ネットワークを形成し、利便性を高める。このフェーズでは高輪ゲートウェイ駅東側の連絡通路の交通開放を達成する。品川駅の国道上空デッキの北側供用にも注目。

・2030年代半ばまでのフェーズ3では東京メトロ南北線延伸部の供用開始、環状4号線の交通開放のほか、高輪ゲートウェイ周辺の第二東西連絡道路交通開放が視野に入る。

・2040年代にかけてのフェーズ4になると、時期未定ながらリニア中央新幹線の開業と絡んでくるほか、品川駅から南側の「旧東海道方面」に続く歩行者ネットワークの形成により「国際交流拠点・品川」が概成するイメージ。
感想・まとめ
この目標は「品川駅周辺まちづくり協議会」が確認したもので、それを東京都が発表した、という形になっている。
それぞれのフェーズは進捗のチェックポイントになりそう。昨今の資材高騰・人件費高騰などを考えると進捗の困難さは増しているだろう。注目は4つのフェーズの中でもフェーズ3かな。東京メトロ南北線延伸と環状4号線の交通開放という人の流れが大きく変わる内容が含まれるし。
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品川駅〜田町駅周辺はまちづくりが大規模すぎて「どらったら!!」ではなかなか取り上げにくいが、少しずつ分解して理解していきたいと思う。
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こちら↓は、品川駅街区地区(北街区、南街区)の内容に触れたエントリ。