どらったら!!

東京都中央区、江東区の臨海部を中心としたメモ。独自の情報を除いては、報道ベースではなく、発表主体の情報をベースに書くことを基本にしています。最近はゲリラ的な花火大会情報も提供。

#2490 ★速報★東京BRTの段階整備の一方、バス路線の減便可能性を示唆 東京都の臨海地域公共交通計画更新案② 2025年12月23日 どらったら!!

東京都が2025年12月23日、臨海地域の公共交通のあり方をまとめた「東京都臨海部地域公共交通計画」の改訂案を公表した。全68ページで東京BRTを明確に地域交通の核に位置づける内容となっているのが大きな特徴か。この記事では東京BRTに焦点を当てることとする(2025/12/24)。

東京都臨海部地域公共交通計画改定案

※本エントリは2部構成となる。

・改訂案の概要

dorattara.hatenablog.com

・東京BRTはどう位置付けられたか=本記事

臨海部地域公共交通計画改訂案の概要(再掲)

・全68ページ+用語集の構成

・中央区、港区、江東区(関係3区)の地位公共交通計画とマッチさせ、あるべき姿と実現に向けた取り組みをまとめる。

・計画期間は2026年度〜2030年度(5年間)

・・・

基本方針の見直しで示された東京BRTに関する項目を確認しておく。

東京BRTを軸とした交通ネットワークの充実について

東京BRTのルートと検討路線=臨海部地域公共交通計画改定案より

東京BRTの着実な段階整備

①検討路線への運行ルート延伸による多様なニーズへの対応

・東京駅方面延伸は運行事業者、地元区と協議・調整が進行中

・東京ビッグサイト、東京国際クルーズターミナル方面は実現可能性の検討進める

②東京BRTの定時性、速達性の確保に関する取り組み

・PTPS(公共交通優先システム)、信号機の調整、停車時間短縮の取り組みなど

東京BRTの着実な段階整備(実施時期)=臨海部公共交通計画改定案より

東京BRT及び路線バス等の交通需要に応じた輸送力確保

・臨海部の居住者や来訪者等の増加、地域住民の移動への支障などに対応した輸送力確保や交通の分散のため、東京BRT及び路線バス等の交通需要推移に対応したダイヤ改定や路線再編等を検討。
利用者減少に伴いバス路線の維持に課題があった場合、継続的な路線維持のため減便等の対応も検討する。 

輸送力確保=臨海部地域公共交通計画改定案

集客施設との役割分担による移動手段の確保

・来場者や帰宅客への情報提供など、分散誘導への取り組み

・集客施設と連携した需要集中への対応

 イベント来訪者需要に対応した送迎サービス

集客施設との役割分担による移動手段確保=臨海部地域公共交通計画改定案

交通手段間における乗り継ぎ利便性の向上

他の交通モードへの乗り換え情報の充実

他の交通モードへの乗り換え情報充実=臨海部地域公共交通計画改定案

多様な端末交通との結節機能充実

モビリティハブのイメージ(江東区提供)=臨海部地域公共交通計画改定案

コンパクトな交通結節点としてシェア型小型モビリティとバスなど多様な移動手段接続、歩行空間を有効活用した回遊.休息空間としての「モビリティハブ」整備を目指す

臨海部地域公共交通計画改定案

バス待ち環境の改善

・上屋、ベンチだけでなく、バス時刻表・乗り換え情報・バス接近情報、運行情報のデジタルサイネージ、快適な待合空間の整備を検討

施策イメージ=臨海部地域公共交通計画改定案

臨海部地域公共交通計画改定案

感想・まとめ

気になった点がいくつかあった。

・路線バスの路線拡充・便数充実に関する記載がなく、減便が示唆されていたこと。

・東京BRTのさらなる路線拡充については触れられていないこと。

・東京BRTの時間短縮技術としての前後扉同時乗車、ユニバーサルデザインとしての正着制御(自動で縁石に幅寄せする技術)などに関する記載がないこと。

悪いことばかりではなく、

・有明アリーナなどの交通課題解決

といったテーマも念頭におく記載があったように思った。

・・・

東京BRTの東京駅延伸の先に何があるのかを示したかなり現実的な計画案だといえる。

参考リンク等

dorattara.hatenablog.com

東京都臨海部地域公共交通計画改定案(2026年12月公表、東京都)