公転周期1300年というレモン彗星が日本で見頃を迎える。国立天文台によると10月下旬から11月上旬に最大で3等級程度の明るさになるそうだ。東京湾岸では夕方の北西〜西の空、観測にチャレンジしたい(2025/10/20)。
追記 3・5等級まで増光(10月24日時点)
世界中の観測者が彗星の観測明るさを投稿・閲覧できるデータベース(COBS)によると、すでに3・5等級の明るさまで増光していて、予想される光度曲線を超えて明るさを増している。各地の観測ではスマートフォンのナイトモードで綺麗な彗星の尾が撮影できたという報告も見られている。(2025/10/24)

レモン彗星について

発見 2025年1月3日
近地点(地球に再接近)通過は 10月21日10時ごろ(日本時間)
8900万キロ(0・60天文単位)
近日点(太陽に再接近)通過は 11月9日22時ごろ(日本時間)
7900万キロ(0・53天文単位)
※1天文単位は地球と太陽の平均距離。
公転周期 1300年以上 次回接近は約1100年後
10月21日〜11月5日 夕方の空

東京で見られる位置と明るさ=日没1時間後の場合
| 10月21日 | 17時58分 | 西北西 18度 | 3.5~4.5等 |
| 10月23日 | 17時56分 | 西北西 20度 | 3.5~4.5等 |
| 10月25日 | 17時54分 | 西 22度 | 3.5~4.5等 |
| 10月27日 | 17時51分 | 西 22度 | 3~4等 |
| 10月29日 | 17時49分 | 西 22度 | 3~4等 |
| 10月31日 | 17時47分 | 西 22度 | 3.5~4.5等 |
| 11月2日 | 17時45分 | 西南西 20度 | 3.5~4.5等 |
| 11月4日 | 17時43分 | 西南西 19度 | 3.5~4.5等 |
(国立天文台)
観測可能なのはこの辺までかなあ。
感想・まとめ
東京湾岸の明るい空の中で、肉眼では3〜4等級の明るさの彗星を見つけるのは難しいが、双眼鏡があればみられる可能性はある。ぜひチャレンジしたい。