築地市場跡地の再開発「築地まちづくり事業」で整備される各種施設等を具現化する指針となる「築地まちづくり基本計画」が発表された。エントリが5本に及んだため、目次のエントリを作ることにした。各項目および、全体としての感想・まとめも追記する(2025/08/22)。

- 第1回|基本的な考え方(「水都東京の再生」と国際競争力強化)
- 第2回|導入機能(配棟計画から各施設の機能まで)
- 第3回|都市基盤整備計画(大規模集客機能、ロータリー・散策路など)
- 第4回|景観形成・防災配慮(風の道・夜景・一時滞在)
- 第5回|スケジュール(2024年度~2040年代までの展望)
- 参考リンク等
第1回|基本的な考え方(「水都東京の再生」と国際競争力強化)
これまでのふわっとした構想から、水都再生という明確な軸ができた印象。
ONE PARK:水都東京の再生がテーマ
ONE TOWN:国際競争力の強化
第2回|導入機能(配棟計画から各施設の機能まで)
従来の構想に具体的な肉付けがされた感じ。少しだけ細かくなったか。
大規模集客施設の屋根が環状2号線を超えない作りになっている。
第3回|都市基盤整備計画(大規模集客機能、ロータリー・散策路など)
2024年5月の地元説明会での中央区発言。
現状で5万人収容のスタジアムができたら間違いなく晴海通りはパンクする。渋滞になれば(集まった)みなさんの生活に響くことになる。そういうことが起きないようにすることが大事だ。 築地駅に行くにも晴海通りを渡らないといけない。立派なものができるのは結構だが、迷惑が地元にかかるのは困る。
#1984 「レジデンス棟で子供が増える想定せず」と中央区がクギ 築地市場跡地再開発で説明会 - どらったら!!
・このプランで晴海通りのパンクは回避されるのか。定量的な分析と開示が待たれる。あと、東京BRTの東京駅方面の延伸は無理か?
舟運ネットワークについては、すぐ隣の日の出地区にも機能集積がある中で、あっちにもこっちにも「ハブ」をつくって大丈夫かという懸念はある。東京都の7年間の実証実験でも、十分な需要があるという結論に達しているようには思えなかった。
・何らかの棲み分けがなされるだろう。というか、棲み分けは必要になるだろう。
第4回|景観形成・防災配慮(風の道・夜景・一時滞在)
・ド派手な夜景にはならないようだ
・冷たい海風を陸域に取り込む「風の道」に配慮。急速な暑熱化が進む中、できることをしようという姿勢は評価したい。これは築地エリアのためというより、内陸側への対策で、今後重要な意味を持ちそう。

第5回|スケジュール(2024年度~2040年代までの展望)
・スケジュールは地下鉄新線新駅開業を見据えた2040年代まで記載。埋蔵文化財の調査は2027年まで行う計画だが、遅延は日常茶飯事。地下から支障物が出れば遅れることもありうる。
・近隣の再開発ではこんな懸念も。工事費の高騰下で市況が悪化すると支えられないとも。
2024年11月時点(プラザ勝どき)
・情勢を鑑み、更なる検討を要する。スケジュール遅延、計画内容の変更もあり得る
・築地市場跡地再開発事業は、乾汽船のNPKに大きな影響がある。単体としても大きいが、高速道路延伸、地下鉄新線の新設など交通インフラの整備と絡む
・工事費の高騰がこの計画の進捗に影響を与えると、我々にも影響がある。工期が長引き、海運の市況悪化がやってくると支えられない。
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