築地市場跡地の再開発「築地まちづくり事業」で整備される各種施設等を具現化する指針となる「築地まちづくり基本計画」が2025年8月22日発表された。見たところ「水都東京の再生」を強く打ち出した計画になっている。一本目は「基本的な考え方」から(2025/08/22)。

※基本計画の内容が多岐にわたるため、目次専用のエントリを用意し、
エントリを複数に分ける。
※基本計画の内容が多岐にわたるため、エントリを複数に分ける。
【目次】 目次 - どらったら!!
第1回|基本的な考え方(「水都東京の再生」理念)
第2回|導入機能(各施設の機能)
第3回|都市基盤整備計画(ロータリー・散策路など)
第4回|景観形成・防災配慮(風の道・夜景・高台一時滞在)
第5回|スケジュール(2024年度~2040年代までの展望)
- 事業概要
- 築地まちづくり事業基本計画(2025年8月発表)
- 整備方針 ONEPARK✖️ONETOWN
- 基本的な考え方 ONE PARK=水都東京の再生を目指す
- 基本的な考え方 ONE TOWN=国際競争力の強化
- 配棟計画
- 参考リンク等
事業概要
築地地区再開発は東京都による「築地まちづくり方針」(2019年)、2024年4月の事業予定者決定(三井不動産代表グループ)を経て、2025年3月に基本協定締結。全体完成は2030年代後半、交通機能も含めると2040年代が想定される超長期事業。
築地まちづくり事業基本計画(2025年8月発表)
・築地まちづくり方針(2019年3月):築地市場跡地の開発の方向性決定
・事業実施方針(2020年3月):
・募集要項(2020年11月)
・事業予定者決定(2022年4月)
・事業予定者提案(2023年8月)
以上を経て、各施設を具体化する指針となる「基本計画」発表(2025年8月)。
整備方針 ONEPARK✖️ONETOWN

基本的な考え方 ONE PARK=水都東京の再生を目指す
隅田川、浜離宮恩賜庭園と一体的な緑地と広場を整備し、水と緑豊かな空間をつくる
景観デザイン

・築地の歴史と継承し、日本の伝統を象徴するデザイン
水辺のオープンスペース

・水都東京の再生を図るため、水辺に開かれた広場、緑地、浸水空間を整備
・約10ヘクタールのオープンスペースと水辺空間
プロムナードと緑化

・水都再生のためには、豊かな緑、水辺空間を楽しめる回遊動線、歩いて楽しい空間づくりが欠かせない。水辺のオープンスペースと浜離宮恩賜庭園の一体的緑化、プロムナード(散策路)を形成する
舟運ネットワーク

・水都再生のためには舟運を身近な観光交通手段として定着させる必要がある。
・「本事業では」築地を羽生とした舟運ネットワークを構築する。他の交通機能との接続も重視する
基本的な考え方 ONE TOWN=国際競争力の強化
銀座:文化、芸術の流れ
築地市場場外:食文化
新橋・汐留:ビジネス拠点
隣接地:医療拠点
これらとの連携で交流.感動、発明を起こす都市の活動を表現
大規模集客・交流機能

・大規模イベント誘致が都市間で激化。首都圏には5万人規模の全天候型施設が少ない。可変性と多機能性を備えた約5万人収容の屋内全天候型施設を導入する

・周辺の歌舞伎座、新橋演舞場など文化・芸術施設集積
・世界に知られた築地ブランドとこれらの相乗効果狙う
迎賓とホスピタリティ

・国際水準の多様なニーズに対応するMICE施設を整備
・東京に不足する国賓、VIP、高度人材を受け入れられる宿泊・滞在・居住施設整備
イノベーション
・近隣に国立がん研究センター、せいろか国際病院等の医療、研究施設が集積。
・周辺と連携し、ライフサイエンス分野などで高度人材・情報が集積する基盤を構築
配棟計画


・活用都有地面積 約19万㎡
・権利形態 一般定期借地権 70年+建設期間等
・地域計画 商業地域
・指定容積率 503%(加重平均)