中央区の待機児童問題が注目を集めて久しい。中央区が2025年3月に子ども・子育て支援事業計画を更新した。長年の課題だった待機児童問題は解消し、特に重点を置いているような施策は見られなかった。従来の施策の強化・発展という方向性。本計画とは別の資料で保育士の確保が困難な問題や、地球温暖化に伴う子供の運動環境への影響が指摘されていた(2025/08/05)。

計画策定の背景
全国的に少子化が急速に進行し、国による「こども基本法」の制定や「こども大綱」の策定などを通じた「こどもまんなか社会」の実現に向けた取組が講じられる中、中央区においても、子ども・若者や子育て家庭が抱えるさまざまな課題を包括的に支援し、中央区らしい子どもまんなか社会の実現に取り組むために改定。
国において、「次世代育成支援対策推進法」有効期間10年延長(2014年4月)
地方公共団体での子育て環境整備、行動計画策定が規定された
→中央区が「子ども子育て事業支援計画」策定(2015年3月)
→第二期策定(2020年3月)
→第三期策定(2025年3月)
第三期計画期間 2025年度〜2029年度(5年間)
計画の基本理念
「子供まんなかのまちづくり」
5つの方向性

・子供の成長と活動を応援
・子供が元気に明るく育つ環境づくり
・特に配慮を必要とする子供と家庭を支援
・若者が成長・活躍できる環境づくり
・地域社会全体で子供と若者を育む力を高める
2023年度までの児童数の推移

待機児童の現状(年齢別)

・待機児童は解消。
施設の確保・幼稚園と保育園(~2029年度)

・不足は生じない見通し
時間外保育事業(~2029年度)
保育所、認定こども園で、通常の開所時間(11時間)を超えて保育を行う事業
・不足は生じない見通し
学童クラブ(~2029年度)
放課後帰宅しても保護者の就労などにより家庭で適切な保護育成を受けられない児童に、生活の場を提供して健全育成を図る事業
・2025年度は不足。2026〜2029年度は利用可能人数が想定利用者を上回る想定。不足分はプレディで対応とのこと。2023年4月時点で260人の不足が発生しているようだ。
プレディ(~2029年度)
保護者の状況にかかわらず、放課後や土曜日等に学校施設内で児童が安全に安心して過ごせる「子どもの居場所」を確保するための事業
・想定利用登録者数に対する過不足が明記されていないようだ。
ショートステイ(~2029年度):子育て短期支援
保護者がにり子どもの養育がになたに、にり-期間預かる事業
・不足は生じない見通し
感想・まとめ
正直、前回5年前の待機児童対策に匹敵するような緊急性を擁するようなテーマは見当たらない印象。過去5年の施策が一定の効果を挙げたと考えていいのだろうね。
・・・
中央区の資料を見たところ、採用環境の悪化を背景に、保育士の確保が課題になっているようだ。また温暖化に伴い子供達がプールや外遊びができなくなる=体を動かす機会が得るようなことも課題となってきている。