JR東日本が2026年3月に首都圏の運賃区分を変更し、結果として大幅な値上げとなる見込みとなった。具体的には他エリアより安い運賃設定となっている「電車特定区間・山手線内」の運賃区分が「幹線」に統合される。普通旅客運賃は特定区間初乗りが146円から155円になる。山手線内は普通運賃が16・4%、通勤定期は22・9%の大幅な値上げとなる(2025/08/01)。

運賃改定の概要
・4つの運賃区分「幹線、地方交通線、電車特定区間、山手線内」のうち首都圏に設定している低廉な「電車特定区間・山手線内」の運賃区分を「幹線」に統合する
・「幹線」「地方交通線」の通学定期旅客運賃を除き、JR東日本管内のすべてのエリアでの運賃を改定する
・普通旅客運賃は平均7・8%の改定。特に東京圏の運賃値上げが大きくなる

値上げの背景
・「電車特定区間・山手線内」の運賃区分は、国鉄時代に「競争力のある運賃設定を目的とした首都圏の運賃抑制策」として設定された。当時の運賃水準のまま40年経過
・現在は他の鉄道事業者との価格差は逆転または縮小している。
・首都圏では今後も継続した設備投資が必要。
→運賃体系の見直しが必要
「電車特定区間・山手線内」の運賃区分の廃止(2026年3月)

・存続される特定区間
東京〜西船橋
新橋・浜松町・田町・大井町・横浜・西大井〜逗子
品川〜東神奈川・横浜・逗子
西大井〜横浜
大久保〜八王子・高尾・昭島・拝島
東中野〜高尾・拝島
新宿〜八王子・高尾・中神・昭島・拝島
渋谷〜新子安・東神奈川・横浜・吉祥寺
恵比寿〜東神奈川・横浜
目黒〜横浜
普通旅客運賃
東京〜新宿・渋谷の場合(IC)、現行の208円が253円に引き上げられる。


山手線内の運賃比較(IC)
1 〜 3キロ 155円←146円
4 〜 6キロ 199円←167円
7 〜10キロ 209円←178円
11〜15キロ 253円←208円
16〜20キロ 341円←274円 ※品川〜駒込・巣鴨/大崎〜田端
21〜25キロ 440円←351円
26〜30キロ 528円←428円
31〜35キロ 616円←494円 ※山手線の1周は約34・5キロ
定期旅客運賃
通勤定期 平均12・0%の改定
通学定期 平均 4・9%の改定
例)東京〜西船橋 通勤定期6ヶ月の場合
現行46290円→54310円に
例)渋谷〜桜木町 通勤定期6ヶ月の場合
現行70350円→92330円に
そのほか
JR他社とまたがる際の運賃に通算加算方式を導入。加算額を設定する
感想・まとめ
2024年12月のエントリの内容がそのまま実行される。
これはかなりきつい値上げになる。重厚な特設サイトを用意しての告知。
東京〜新宿間・渋谷の45円値上げなど、山手線内で距離があるケースが特に厳しい。
「電車特定区間・山手線内」では通学定期にも容赦がない。
ざわつく人もおおいのではないかな。