スマートフォンや、タブレット端末のお供に欠かせないモバイルバッテリーの航空機内への持ち込みのルールが2025年7月8日から厳格化されることになった。これまでの持ち込み条件に加えて、機内収納棚に収納不可、利用時には常に状態が確認できる場所で行うー、の2項目が追加される(2025/07/04)。
モバイルバッテリーの機内取扱変更の概要
・モバイルバッテリーに使用されているリチウムイオン電池は、衝撃による内部短絡(ショート)や、過充電による発熱、発火のおそれがある
・現状の制限:ICAO(国際民間航空機関)のルールに基づき
預け入れ荷物へのモバイルバッテリー禁止
機内持ち込みの個数、容量を制限
・2025年1月に韓国・金海空港でエアプサン航空機炎上事故発生。モバイルバッテリーからの発火の可能性が指摘されている
→2つの措置を新たに協力要請事項として7月8日から講じる
①モバイルバッテリーを座席上の収容棚に収容しないこと
②機内でのモバイルバッテリーから携帯用電子機器への充電、機内電源からモバイルバッテリーへの充電については、常に状態が確認できる場所で行うこと
参考 エアプサン航空機炎上事故(2025年1月・韓国釜山)
発生日 2025年1月28日22時26分ごろ
発生場所 韓国南東部・釜山の金海(キメ)空港
炎上した航空機 エアバスA321
乗客乗員 乗客169人、乗員7人(全員脱出)
人的被害 4人けが(脱出用スライドで避難時)
出火原因 調査中
(以上 BBC)
韓国で旅客機火災、乗っていた176人全員が脱出 釜山の空港 - BBCニュース
手荷物のモバイルバッテリーのショートが原因か=現地報道
韓国国土交通部の航空・鉄道事故調査委員会
・機内で見つかったモバイルバッテリーの焼け残りから「電気溶融痕」が複数確認されたと発表
※電気溶融痕は電気回路を外れて大きな電流が流れるショートが発生し、その熱で電線が溶けるもの
・これらから、絶縁体が破壊されてショートし、発火に繋がったとみられている
・モバイルバッテリー以外の発火源があった可能性は低い
エアプサン 旅客機火災はモバイルバッテリーの内部ショートか l KBS WORLD Japanese
感想・まとめ
最近、1軍のモバイルバッテリーを更新したばかり。
気をつけておこうっと。