築地まちづくり株式会社が2025年5月に公表した環境影響評価計画書に掲載された総面積約19ヘクタールの「築地地区まちづくり事業」の内容を確認しておく。2038年度に全ての建物が供用される計画となっている(2025/06/04)。

「築地地区まちづくり」事業概要
事業者 築地まちづくり株式会社
事業名 築地地区まちづくり事業
所在地 中央区築地五丁目、六丁目地内
敷地面積 約19ヘクタール
延床面積 約126万700平方メートル
環境影響調査計画書より 最高高さ 約210m
主要用途
事務所、店舗、共同住宅、ホテル、観覧場、ホール、舟運利便施設、研究所、エネルギーセンター、駐車場、ヘリポート、船着場
工事予定期間
1期工事 2026年度〜2032年度
2期工事 2033年度〜2038年度
供用開始時期
1期 2032年度
2期 2038年度
事業目的
世界水準のイベントの中核となる大規模集客、交流施設、MICE施設などを建設
広場と水辺空間を形成
都心と臨海部を効果的に結びつける
各施設について
①ライフサイエンス・商業複合棟

建築面積 2・2万㎡/高さ 約190m 地上33階/地下2階
・先端研究開発機能、インキュベーション機能、ライフサイエンスラボ&オフィス、商業機能
主要用途 事務所、店舗、研究所、エネルギーセンターほか
②オフィス・レジデンス棟

建築面積 6700㎡/高さ 約210m 地上45階/地下1階
・中長期の滞在ニーズに応える居住機能、オフィス機能
主要用途 事務所、共同住宅、店舗ほか
③レジデンス棟
建築面積 7000㎡/高さ 約180m 地上38階/地下2階
・世界の研究者、高度人材を受け入れる滞在・居住機能
主要用途 共同住宅、店舗ほか
④ホテル棟A/⑤ホテル棟B
建築面積 7300㎡/高さ 約150m 地上28階/地下2階
・国賓や世界中のVIPの迎え入れが可能な宿泊滞在機能
主要用途 ホテル、店舗ほか
⑥大規模集客・交流施設

建築面積 6万㎡/高さ 約110m 地上8階/地下1階
・世界水準のコンベンション、文化芸術・スポーツイベントに対応する大規模集客・交流機能
主要用途 観覧場、店舗ほか
⑦MICE・ホテル・レジデンス棟

建築面積 5600㎡/高さ 約210m 地上46階/地下2階
・国際水準の多様なニーズに対応可能なMICE施設(メインホール、バンケット、大中小会議室、ホワイエ等)、大規模ホテル、短~中期滞在拠点として利用可能な宿泊機能、ヘリポート
⑧舟運・シアターホール複合棟

建築面積 1万800㎡/高さ 約50m 地上7階/地下1階
・文化・芸術の感動を共有するシアターホール、舟運待合機能、日本の食で世界を魅了するフードホール、食に関する研究機能を持つフードラボ
主要用途 事務所、店舗(フードホール)、ホール、舟運利便施設、フードラボほか
⑨オフィス棟
建築面積 6700㎡/高さ 約210m 地上42階/地下1階
・シェアオフィスを含めたオフィス機能
主要用途 事務所、店舗ほか
※その他
タクシー・一般車乗降場やバスターミナル、バーティポート、築地川船着場等を本事業の中で備する計画。バーティポートとは、空飛ぶクルマの離着陸場所の一つ。国土交通省から許可を受けた「空港等」に該当する。
交通計画
・敷地内駐車場は約3090台
・2〜3階に人工地盤(デッキ)を整備。デッキ上に歩行者空間
・築地側沿いの新設船着場は、2029年度に東京都が開設する隅田川沿いの船着場を補完する
・空飛ぶ車のパーティポートを整備する計画
・MICE・ホテル・レジデンス棟屋上にヘリポートを整備
工事工程
・基盤整備 2026年度4Qから
・1期 ①〜⑦ 2028年度1Q〜32年度4Q
⑧ 2027年度1Q〜29年度2Q
・2期
暫定施設解体 2033年度1Q〜34年度2Q
⑨ 2034年度3Q〜38年度2Q
※2038年度には全ての棟が供用される予定
感想・まとめ
ざっくりとイメージを作ってみたが、高さ210mクラスが3棟あると、なかなかすごい景色になる。空飛ぶクルマのポートは維持されたようだ。また、大規模集客施設の大屋根が環状第2号線を越えるつくりにはならないようにも見えた。
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共同住宅が入るのは以下の3棟。
②オフィス・レジデンス棟
③レジデンス棟
⑦MICE・ホテル・レジデンス棟
戸数等は明示されていないが、海外の転売ヤーのエサにならないことを願う。

