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東京都中央区、江東区の臨海部を中心としたメモ。独自の情報を除いては、報道ベースではなく、発表主体の情報をベースに書くことを基本にしています。最近はゲリラ的な花火大会情報も提供。

#2272 東京都の中央卸売市場会計は厳しい状況続く 2025年5月のレポート

東京都中央卸売市場が2025年5月、「市場会計の経営レポート」を公表した。2024年に続き2回目。2022年3月策定の「中央卸売市場経営計画」をベースに2023年度収支の実態などをまとめたもの。経営計画で示されていた「市場会計の資金ショート」の時期は2064年となっていて、経営計画時から変わっていない(2025/05/23)。

東京都

2025年度予算概要(2024年度)

収益的収入 223億円(235億円)

収益的支出 371億円(453億円)

差し引き  148億円のマイナス(218億円のマイナス)

 

資本的収入 0億円(0億円)

資本的支出 441億円(413億円)

差し引き  441億円のマイナス(413億円のマイナス)

2023年度の実績

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2023年度の経常損益 105億円のマイナス(損失) 計画比31億円の改善

参考 2022年度の実績

東京都

長期収支(資金収支ベース)

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・売上高割使用料収入が5年ごとに3%減少する想定で2064年に資金ショート=前年度と変わらず

経営改善の取り組み

1 市場運営費の圧縮 LED化推進など

 削減額 2022年度 約200万円、2023年度 約1000万円

2 起債抑制による支払い利息の圧縮

 2018年:18・6億→2026年:0・3億円

3 未利用資産の有効活用

感想・まとめ

2022年3月策定の「東京都中央卸売市場経営計画」で示された資金ショートの時期は何も変わっていない。早まってもいないし遅くなってもいない。

参考リンク等 

東京都中央卸売市場会計経営レポート