多摩都市モノレール延伸計画の上北台〜JR箱根ヶ崎前のルート約7キロ区間の運輸事業の経営に関する申請について、国土交通省が2025年5月9日付で特許した。事業費は1290億円(税込)となっているが、2022年に示された1030億円、特許申請時の1180億円からさらに増額している。2030年代半ばの開業を目指す部分に変化はない(2025/05/11)
(グーグルアース)
「特許」について
聞き慣れない「特許」という言葉の意味から調べてみた。
認可とか許可という言葉もあって、区別されている。
行政行為は行政機関が一方的に行うもの。法的効果や目的に応じていくつかに分類される。
1 許可
禁止されている行為を合法的に行えるようにする行為
営業許可、建築許可、道路使用許可・・・
2 認可
私人間で行われた法律行為を補完し、法的効力を持たせる行為
学校法人の設立、契約の認可、公共事業における行為・・・
3 特許
行政機関が新しい権利を創設する行為
行政書士試験に出るようだ。
特許された経営に関する申請
整備概要
都市モノレール事業
整備駅数 7駅
建設キロ 複線7・0キロ
開業時期 2030年代半ば
事業費 約1290億円(税込)
※建設期間は準備工事を含めて10年を見込むとのこと。
参考 計画概要(2022年時点)
延長 約7010m
ホーム延長 約66m(仮称 #1〜#7)
開業区間の都市計画手続きから開業までの実績
感想・まとめ
最新の東京都のパンフレットに事業費が入っていないんだよな。2022年の東京都の資料だと1030億円だったが、2025年3月の申請では事業費は1180億円(インフラ部822億円、インフラ外部358億円)、今回の特許時点では1290億円に増加している。