上場した東京メトロとしては初めての中期経営計画が公表された。着実な新線(有楽町線延伸と南北線延伸)の推進が盛り込まれているほか、不動産・まちづくりに1070億円を投入するという内容(2025/04/29)。
運輸業の戦略
・震災対策、大規模浸水対策
・ホームドアの全駅設置完了(2025年度予定)、バリアフリー化
エレベーター1ルート化 2030年度目標
複数ルート整備 浅草駅/築地駅 2026年度
・有楽町線延伸と南北線延伸は十分な公的支援をもとに2030年代半ばの開業に向け取り組む
東京メトロ ・有楽町線延伸部と東武スカイツリーライン、伊勢崎線、日光線との相互直通運転の取り組みを推進
・東西線の輸送改善、CBTC路線拡大で既設路線の遅延解消を目指す
※CBTC:無線式列車生後システム
など
自動運転
・2025年度から実車走行試験
・2027年度からGOA2・5の一部導入を目指す(運転士ではなく乗務員乗車)
まちづくり
・有楽町線延伸部を始めとした東京メトロ線沿線で、まちづくりに取り組み沿線価値向上を目指す
その他
・東西線高架下の商業施設をそれぞれに立地特性に合わせてリニューアル
設備投資計画
・新線建設費を除き3500億円を計画
・不動産に1000億円を投入
感想・まとめ
最初のエグゼクティブサマリーをみると、大体内容は把握できる。
早速、東武鉄道線との直通運転推進が盛り込まれていたね。
あと、新線建設においては十分な公的支援のうえで進めると釘を刺している。
不動産開発、まちづくりにも力をいれるということなので、今後の沿線開発でなにか出てくるかもしれない。