つくばエクスプレスを運行する首都圏新都市鉄道が2025年4月11日、5か年の中期経営計画を発表した。計画期間は2029年度まで。わずかだが臨海地下鉄構想にも触れていた(2025/04/14)。
中期経営計画概要
計画期間は2029年度までの5か年。
2050年度までの長期ビジョンの実現に向けた取り組みの方針を明確化した内容。
※長期ビジョンは2025年7月に公表予定
主な取り組み
Ⅰ 安心と信頼の鉄道輸送関連 主な内容
車体、車両機器の更新
変電所の更新
信号設備の更新
ホームドアの更新
大規模推進対策の継続検討
Ⅱ 豊かな暮らしを支えるサービス関連 主な内容
8両編成化事業の推進
8両編成化に対応した総合基地整備事業の推進
新造車両(TX−4000系)の検討
QR乗車券システム、クレカによるタッチ決済システム導入
コンビニの新規設置
TXアベニューの新規開発の検討
Ⅲ 沿線価値の共創 主な内容
地域の関係者と連携した駅機能の改善と充実
高架下をはじめとした保有資産の利活用推進
都心部・臨海地域地下鉄構想にかかる健闘の動向を注視するとともに、同構想とTXの東京駅延伸との接続の実現を含めた関係者の取り組みの中で適切に対応
Ⅳ 経営基盤の強化 主な内容
省略
4分野の設備投資
経営指標
2029年度の1日平均乗車人数は40万8千人を見込む
2024年度実績は40万2千人
感想・まとめ
同時に発表された2025年度の事業計画と同内容という印象。
臨海地下鉄構想が盛り込まれたといっても最小限だった。
・動向を注視する
・動きがあれば適切に対応する
という程度。盛り込まれたことにはホッとしている。
進みにくくなるフェーズだと思うので、このぐらいの表記がちょうどいいのかも。