首都圏新都市鉄道がつくばエクスプレスの運賃改定を申請した。改訂時期は2026年3月で、普通運賃を初乗りで10円ほど値上げする一方、小児運賃は14キロ以降200円均一にする。また、通学定期券の割引率を10%ほど引き上げる内容(2025/04/11)。
運賃改定の概要
実施日 2026年3月予定
大人 IC 初乗り168円→180円/きっぷ 初乗り170円→180円
小児 IC 大人の半額→IC 13キロまで据え置き、14キロ以降200円均一/きっぷ 大人の半額→そのまま
改定申請の理由
・輸送人員は新型コロナ流行で落ち込んだが、その後回復傾向。2023年度は過去最高だった2019年度の97%水準に回復
・開業から20年、車両や鉄道施設の大規模更新、車両の長編成化、総合基地の増強が急務となっている
・鉄道建設・運輸施設整備支援機構への債務残高は4357億円(2023年度末)。毎年200億円の償還が必要
・持続可能な経営を行うため、開業以来初めて(消費税率変更によるものを除く)の運賃改定を申請
参考 今後の取り組み
・8両編成化
・乗務員モニタの車上化(現在はホーム上に設置のモニタ使用)
・駅非常停止ボタン設置
ほか
感想・まとめ
つくばエクスプレスの経営が上向くことはいろいろといい影響がある。臨海地域地下鉄新線との相乗効果が見込めるもんね。利用者ではないが、これは説明可能な運賃値上げではないかな。値上げは開業以来初めてというのはどこか聞いたことがあるかも。
参考リンク等