都営バスのダイヤ改正が発表された。中央区臨海部で影響するのは2025年3月31日改正の「深夜13」「市01」「東16」「東15」「業10」「都05−1」「都05−2」「陽12−1」「陽12−2」「陽12−3」の各系統と4月1日改正の「都03」「門33」「都04」の各系統。東京駅と豊海水産埠頭を結ぶ路線が平日18便、土休日5便という大きな減便を発表したほか、終発の繰り上げが多くの路線で目立った印象(2025/03/24)
主な改正のポイント
・深夜13系統の終発繰り上げ
・市01系統の土曜増便
・東16系統の減便改正(上下とも)
・東15系統の終発繰り上げ
・都05−1系統の下り終発繰り上げ(41分繰り上げ!)
・都04系統が平日18便の大減便、平日朝6〜9時に6便の減便
・業10系統は平日上り6便、下り4便のプラス改定
3月31日改正分
深夜13系統 東京駅発 4便→3便(平日) 終発18分繰り上げ
改正後 平日3便 23時 2/24時 1 終発2430
改正前 平日4便 23時 2/24時 2 終発2448
改正なし
改正前 平日3便 23時 2/24時 1 終発2404
市01系統 新橋発(土曜) +6便
新橋→豊洲市場
改正後 平日43便 土曜43便 休市41便
改正前 平日42便 土曜37便 休市41便
豊洲市場→新橋
改正後 平日36便 土曜36便
改正前 平日37便 土曜32便
東16系統 減便改正 終発5分〜9分繰り上げ
改正後 平日63便 土曜57便 日曜53便
改正前 平日66便 土曜57便 日曜54便
始発
平日 0659(変わらず)
土休日 0700(変わらず)
終発 5分繰り上げ
平日 2155←2200
土休日 2140←2145
改正後 平日110便 土曜73便 日曜68便
改正前 平日115便 土曜77便 日曜72便
始発 2〜8分繰り下げ
平日 0845←0843
土曜 0833←0825
休日 0837←0834
終発 5〜9分繰り上げ
平日 2111←2116
土曜 2057←2106
休日 2058←2104
東15系統 平日のみ改正 減便、終発5〜7分繰り上げ
○東京駅八重洲口→深川車庫前
改正後 平日38便 土曜36便 休日32便
改正前 平日40便 土曜、休日(変わらず)
始発 共通0640(変わらず)
終発 平日5分繰り上げ
平日 2200←2205
土曜、休日 2205(変わらず)
○深川車庫前→東京駅八重洲口
改正後 平日38便 土曜36便 休日32便
改正前 平日40便 土曜、休日(変わらず)
始発 共通0626(変わらず)
終発 平日7分繰り上げ
平日2119←2126
土曜、休日 2126(変わらず)
業10系統 平日のみ改正 下り4便、上り6便の増便改定
改正後 平日85便 土曜73便 休日64便
改正前 平日81便 土曜、休日(変わらず)
始発、終発変わらず
○豊洲駅→新橋
改正後 平日91便 土曜73便 休日64便
改正前 平日85便 土曜、休日(変わらず)
始発、終発変わらず
都05−1系統 平日のみ改正 終発のみ減便 終発41分の繰り上げ
○東京駅八重洲口→晴海埠頭
改正後 平日122便 土曜101便 休日95便
改正前 平日123便 土曜101便 休日95便
平日終発のみ変更 2209←2250(廃止)
○晴海埠頭→東京駅八重洲口
変更なし
都05−2系統 平日のみ改正 便数維持 下り終発6分繰り上げ
便数維持。有明ガーデン行きの時刻変更ほか
改正後 終発2250
改正前 終発2256
改正後 9、10、12、13時台
改正前 10、11、13、15時台
4月1日改正分
都03系統 便数維持 上下線とも終発15〜30分繰り上げ
○四谷駅→晴海五丁目ターミナル
便数維持 平日21便 土曜16便 休日14便
終発
平日 2140←2155
土曜、休日 2140←2210
○晴海五丁目ターミナル→四谷駅
便数維持 平日16便 土曜15便 休日14便
終発
平日 2000←2015
土曜 2100←2130
休日 2105←2130
門33系統 上り5便減、下り4〜6便減、終発も最大11分繰り上げ
○東京スカイツリー→豊海水産埠頭
改正後 平日58便 土曜45便 休日34便
改正前 平日63便 土曜50便 休日39便
終発
平日、土曜 2112←2123
休日 2112←2118
○豊海水産埠頭→東京スカイツリー方面(亀戸行き)
改正後 平日60便 土曜45便 休日34便
改正前 平日64便 土曜50便 休日39便
始発
平日、土曜変わらず
日曜 0701←0700
終発
平日、土曜 2200←2210
休日 2200←2205
都04系統 上下とも平日18便の大減便 土日も5便マイナス 終発5〜13分繰り上げ
○東京駅八重洲口→豊海水産埠頭
改正後 平日 90便 土曜82便 休日72便
改正前 平日108便 土曜87便 休日77便
※特に平日朝7〜9時で計6便の減便
終発 平日13分繰り上げ
平日 2200←2213
土曜、休日 2200(変わらず)
○豊海水産埠頭→東京駅八重洲口
改正後 平日 91便 土曜82便 休日72便
改正前 平日109便 土曜87便 休日77便
※特に平日朝6〜9時に計6便の減便
終発 平日5分繰り上げ
平日2115←2120
土曜、休日 2105(変わらず)
感想・まとめ
以前、都営バスの多くの路線で減便と廃止が現実味を帯びているという記事を書いたが、臨海地域は別ではないかという淡い期待があった。今回、一部で大きな減便を示されたことで、いよいよ影響が顕在化してきたのか、という気がする。
減便では東京駅と豊海水産埠頭を結ぶ都04系統の大きな減便が目立ったほか、終発の繰り上げは大半の路線で実施されるようだ。対象路線が多すぎて、1回ではカバーしきれない。乗務員不足が背景にあると思うので、減便圧力は引き続き強まるだろう。
都営バスのみに公共交通を頼る地域には辛い時代がスタートしたのかもしれない。
・・・
追記(2025/03/25)
豊海水産埠頭線は門33系統でも減便と終発の繰り上げが実施される。厳しいね