帰宅困難者の一時滞在施設について、中央区月島地区の分布をまとめてみた。屋外収容は8000人を超えるものの、屋内収容は765人にとどまっている。真夏や真冬の過酷な環境で施設として機能するのだろうか。受け入れ施設があるだけありがたいと言えばその通りなのだが(2025/02/24)。
- 「帰宅困難者の一時滞在施設」概要
- 中央区の一時滞在施設
- 月島地区の帰宅困難者一時滞在施設(屋内収容人数/屋外収容人数)
- 都立の一時滞在施設が極端に少ない中央区(1箇所のみ)
- 感想・まとめ
- 参考リンク等
「帰宅困難者の一時滞在施設」概要
大地震が発生し、公共交通機関が停止した場合、身の寄せどころがない来街者が多数発生すると想定される。
一時滞在施設は帰宅が可能になるまで待機する場所がない帰宅困難者を一時的に受け入れる施設。中央区は帰宅困難者一時滞在施設の確保などを実施
運営マニュアルによると
設置時期は発災から72時間(3日間)程度
目的は帰宅困難者の受け入れ
など
中央区の一時滞在施設
屋内 33施設、17282人
屋外 21施設、21035人
※日本橋二丁目団地管理組合の一時滞在施設所在地は不明
月島地区の帰宅困難者一時滞在施設(屋内収容人数/屋外収容人数)
ミッドタワーグランド(101/200)
キャピタルゲートプレイスザ・タワー(ー/1200)
月島荘(48/ー)
トヨタモビリティ東京 中央勝どき店(100/ー)
大嘉倉庫(ー/180)
水産庁船員詰所(ー/200)
豊海流通センター(109/1000)
晴海プライムスクエア(旧晴海フロント)(ー/2400)
晴海児童館(287/_)
ドゥ・トゥール(ー/1800)
ベイサイドタワー晴海(ー/1200)
ららテラスHARUMI FLAG(120/ー)
計12施設 屋内収容:6施設、765人/屋外収容:8施設、8180人
都立の一時滞在施設が極端に少ない中央区(1箇所のみ)
都内1281箇所、47万8653人分
・晴海総合高等学校(中央区はここだけ)
感想・まとめ
帰宅困難者の一時滞在施設なので、住民の利用は想定していないだろうが、帰宅者のルートを考えると、晴海通りと環状第2号線の沿線のルートの使用がメインになるのではないかな。
一時滞在施設は「ないよりまし」ぐらいの捉え方で、可能ならオフィスや学校にとどまるなど、利用はできるだけ回避する方向で考えたほうがいいのかも。
参考リンク等
帰宅困難者一時滞在施設の確保状況等について(2025年2月19日、中央区)