2024年のノーベル平和賞が日本被団協(日本原水爆被害者団体協議会)に送られることが決まった。ノーベル平和賞の選考委員会が2024年10月11日(日本時間)に発表した(2024/10/12)。
受賞理由概要
・核兵器のない世界を実現するための努力と、核兵器が2度と使われてはならないことを目撃証言を通じて示してきたことが受賞理由
・ノーベル賞委員会は約80年間戦争で核兵器が使われていないという事実を認めたい。日本被団協と被爆者の代表らによる並外れた努力は、核のタブーの確立に大きく貢献してきた。しかし、現在は核兵器使用へのタブーが圧力にさらされている
・日本被団協は何千人もの証言を提供し、決議や公的なアピールを行い、国連やさまざまな平和会議に毎年代表団を派遣して核軍縮の差し迫った必要性を世界に思い出させてきた。
・歴史の目撃者としての被爆者はいつの日かいなくなるが、日本の新しい世代は証人の経験とメッセージを伝え、世界中の人々を教育している。このようにして、人類の平和な未来の前提条件である核のタブーを維持することを助けている。
・2024年の平和賞はノーベル賞委員会がこれまで核軍縮と軍備管理の擁護者に授与してきた平和賞の名門リストに日本被団協を加えるもの。
参考 日本被団協(ウィキペディアより)
設立 1956年
種類 平和団体
目的 核兵器廃絶
感想・まとめ
核兵器使用の恫喝を続けるロシアとウクライナの戦い、パレスチナとイスラエルの戦いなど、世界中がきな臭くなっている中での受賞にはノーベル賞委員会からのメッセージもあるのだろうね。意味のない受賞とは思いたくないなあ。