東京新聞が2024年9月16日付けの記事で、江東区越中島一丁目のマンション計画について、地元住民とトラブルになっているとして取り上げている。江東区の指導にもぶつかっているような気がする。荒れるかもしれない(2024/09/25)。
記事概要
計画概要
面積 約18000㎡
最大高さ約60mの19階建て、定期借地権付き分譲マンション4棟 667戸
商業棟、サービス付き高齢者住宅
計画は75年で認可、マンション利用は70年、建設と解体で5年
説明会概要
・地元説明会が8月上旬に開催された
◯参加者
・住民200人
・建築主 野村不動産
・野村不動産の委託で住民対応を担うユーエスアイエンジニアリング
◯説明(おそらく業者側)
・条件が悪化する人がいるのは承知しているが、法令、条約に則った計画
・商業棟は地域で利用
・サービス付き高齢者住宅は入居者が健康的な生活を送れる
・ある程度まとまった段階で(地元に)示した
・着工は2025年3月で根本から見直す気はない
◯意見(住民側)
・住民との交流という割に、コミュニケーションがない。どんな建物がいいとかヒアリングはなかった
・なぜ公園にしないのか
・大学の金儲けで19階の壁
・開発の方向性を2023年8月に野村側に訪ねたが具体的な話はなし
・白紙撤回を求める声や反対運動を立ち上げるという声も
江東区の対応
・野村に対し、住民に随時正確な情報を説明するよう要請してきた
・区が詳細を知ったのは2024年7月末、内容に驚いた
・地域との連携・交流に即した計画にしなくては
・住民の要望に配慮するよう、東京医科歯科大と野村に伝える
参考 国立大学法人法改正
・2017年から文部科学省が認可すれば民間に土地をかせるようにした
・申請は全て認められてきた。
感想・まとめ
業者側の強引な開発と、行政の力不足を強調したトーンの記事という印象だが、よく調べている。業者側の言い分はなかなか出てこないだろう。
相当荒れそうな予感がする。