石丸・安芸高田市長が2024年7月7日投開票の東京都知事選挙に出馬を表明した。東京への一極集中に反する政策を打ち出してきそうだが、内容によっては支持を得ることは難しいかもしれない。安芸高田市議会での無双ぶりが東京都知事選挙で通用するのだろうか。先の衆議院東京15区補欠選挙のように、自民が自主投票になったら一波乱あるかもね(2024/05/16)。
安芸高田市・石丸市長が東京都知事選挙への出馬を表明
石丸伸二・安芸高田市長が、2024年5月16日、東京都知事選挙への出馬を表明した。
各種動画を見ると、石丸氏の主張は次のとおり
・2020年7月に地元で選挙に出た。政治への危機感があった。それは海外で学んだ危機感。ニューヨーク駐在時代に南米を担当。プラジルは豊かな資源を持ちながら、格差拡大、ポピュリズム。経済がうまくいかない。アルゼンチン、コロンビア、政治は国の命運を左右する。
・政治が三流だと経済が三流になる。広島の河合事件で安芸高田市長が辞めた。副市長が出る、他に候補がいないと。これはまずい。変えようとしない。まちが終わると思い選挙に出た。挑戦は数ある選択肢から選ぶこと。
・日本の人口は2040年に1億1280万人。これからの20年で1300万人いなくなる。東京都に匹敵する人口。少子化なので若い方からいなくなる。そのほとんどは東京でない。全国の地方で減っていく。年間65万人。島根県と同じ人口が減っていく。これで日本経済が維持できるか。まず持たない。これが大きな危機感。
・この危機に対して何をするか。市長になった。市長としてできることは、財政健全化。財政健全化だけでは持たない。対症療法。原因療法が必要。議会、メディアと衝突。
・今度は人生で4つ目の挑戦になる。次の東京都知事選挙に出る。東京を動かして日本を動かしてみる。東京を変えて日本を変えたい。東京一極集中から全国への多極分散に向かうときが来ている。そうでなければ日本が持たない時が来ている。
参考 石丸伸二・安芸高田市長の足跡
・婚活事業の打ち切り
・パートナーシップ宣誓制度導入
・市議会のいびきをSNSで指摘
・副市長の全国公募案を断念
・議員定数半減樹齢改正案をめぐる論争
・無印良品出店計画をめぐる論争
・議会広報紙をめぐる論争
感想・まとめ
NHKは重要ニュースとしては報じていないみたい。見つからんかった。
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石丸市長と市議会とのバトルは見ていて面白いショーとなっていた。
彼の主張は東京一極集中から地方分散。全体最適のために東京は涙を飲んでくれ、ということになるのか。そうした方向性が都民からどの程度支持されるか。そのためにどんな戦略を打ち出してくるのか。
とりあえず、面白そうだね。
参考リンク等
#東京都知事選 に出ることにしました。
— 石丸伸二(安芸高田市長) (@shinji_ishimaru) May 16, 2024
東京を変えて、日本を変えてみたいと思います。
一極集中から多極分散へ。これしか東京と地方が発展する道はないと考えています。https://t.co/y9Nc5KaKQe#安芸高田市 #東京都 pic.twitter.com/akaz5pl7Fu