中央区が2023年1月時点での人口推計を発表した。毎年この時期に発表される人口推計はここ数年、下方修正を繰り返していたが、今回は2027年まではほぼ前回並みで、29年以降は上方修正となった。人口20万人の到達は前回2022年推計の2028年から変化なし(2023/02/27)。
人口21万人到達は2031年見込み
19万人到達 2026年(前回2022年推計)→変化なし
20万人到達 2027年→変化なし
21万人到達 到達は不透明→2031年
生産年齢増加が人口増を牽引
2022年推計と2023年推計の比較
※人口増減ではなく、22年推計との差を見ていることに注意
・0歳児は2025年以降プラス200人前後で推移
・年少人口はマイナス500人前後で推移するが、2032年にプラスに転じる
・生産年齢人口は2025年に一時マイナスとなるが、その後は増加の一方。人口推計の上振れ要因のほとんどは生産年齢人口の増加
・高齢人口は増加の一途
参考 中央区の人口推計(2023年1月推計)
推計期間 2024年から2033年(10年間)
地域別・年齢区分別人口
今後10年間の0歳児数見込み ピークは2028年
感想・まとめ
この数年、人口推計の変遷を追っているが、新型コロナで人の動きが停止したことが、下方修正が続いた要因かなと思う。今回、上方修正といっても2027年まではごくわずか。また、こどもの増加が占める割合はわずかで、ほとんどは生産年齢人口の増加によるもの。
2028年以降の人口推計の伸びはあまりにも直線的ではないかな。
たまたまか?